l'Extravagant de Doisy Daene [2006]
レクストラヴァガン・ド・ドワジー・デーヌ [2006]
「ドワジ=デーヌはボルドーで最も野心的かつ革新的に経営されている
シャトーのひとつで、極めて上質なバルサックを生産しているが、
バルサックとソーテルヌの現実の体制では過小評価されているようだ。」
このようにパーカー氏が評価し、今後も更なる飛躍が期待できそうなのが、この“シャトー・ドワジー・デーヌ”。 シャトー・ドワジー・デーヌの所有者はデュブルデュー家。ここでピンときた方、さすがですね。 あの“白ワインの魔術師”、ドゥニ・デュブルデュー博士のファミリーが所有するシャトーなのです。 ボルドー大学醸造学部教授でもあるドゥニ・デュブルデュー氏はワイン醸造の分野から初めて『パリ科学アカデミー賞』を受賞した科学者であり、特にボルドーの白ワインでは素晴らしいコンサルティングをしており非常に高い評価を受けています。 『パリ科学アカデミー賞』を受賞したテーマも『白葡萄品種のアロマについて』というぐらいでまさに白ワインのスペシャリストです。 |
ドゥニ・デュブルデュー博士 |
シャトー・ドワジー・デーヌは現在、ドゥニ・デュブルデュー氏とその父親であるピエール・デュブルデュー氏に運営されており、ソーテルヌ地区でも指折りの品質のワインを産出しています。 そしてここからが重要です! そのシャトー・ドワジー・デーヌがごく少量だけ、良年のみにしか造れない最上級のキュヴェから造る甘口のワインがこの世に存在するのです。 それが、“レクストラヴァガン・ド・ドワジー・デーヌ”! 「とんでもなく贅沢な」と言った意味を持つ「レクストラヴァガン」という言葉を冠につけた、最上のソーテルヌ! 生産量は極少で、1990年と1996年は4樽、1997年は5樽、2001年と2002年は6樽、2003年は5樽しかありません! まさに知る人ぞ知る、幻のアイテムなのです!! 今回ご紹介する2006年のレクストラヴァガンに対するパーカー氏の評価は見つからなかったのですが、通常のドワジー・デーヌの2006年に対する評価は93点! |
|
2006 シャトー・ドワジー・デーヌ 93ポイント ドゥニ・デュブルデュー博士のフラッグシップ的な甘口ワイン。非常に美しいつくりをしており、私がこのシャトーでテイスティングした中で最高のもののひとつだ。通常はセミヨン70%、ソーヴィニョン20%、残りがミュスカデルであり、ハチミツ漬けの桃、アプリコット、パイナップルなどの果実の特徴をたっぷりと備えた、肉太で華やかなスタイルである。上品かつしっかりとした口当たりで、ワインにレーザーのように焦点を与えている強い酸に支えられたとびきりの純粋さがある。甘さは控えめであり、決して飽きのくるものではない。ゴージャスなワインで、このヴィンテージの中で最も長命なものではないであろうが、少なくとも20年は熟成していける。 |
|
ソーテルヌ好きのお客様、絶対に見逃さないで下さい!! |