シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー
CHATEAU MARQUIS DALESME BECKER
マルゴーの牽引役、3級格付マルキ・ダレーム・ベッカー
シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカーの歴史は、1585年、英国王下でボルドー議会の判事でありご意見番であったフランソワ・ダレームが所有地を開拓したことに始まります。
その後、ボルドーで名家であるダレーム家が代々継承、そして、17-18世紀の啓蒙時代のさなか、ピエール-ヴァンサン・ド・ポールとマルキ・ダレームは、偉大な学者である一方、美術や航海への愛情だけでなく、素晴らしいワインへの情熱にあふれており、宮廷の荘厳な世界に身を置きながら、この比類なきっ土地・マルゴーの自身のシャトーを彼のヴィジョンに沿って偉大なワインを作りだすよう、彼好みにシャトーの仕様を変え、それがマルキ・ダレームの全歴史に影響を及ぼすこととなりました。
18世紀以来、マルキ・ダレームはマルキの中国美術への傾聴とベッカーの長い航海経験をもってボルドーが文化と情熱の交流の場となるよう尽力してきました。そして、マルキ・ダレームは常に偉大なワインは美術品からインスパイアされる、という信念を持ち続け、格付3級のグラン・クリュ・クラッセとして、独自の方法でマルゴーの歴史と名声に貢献しています。
オート・クチュールのスピリットをもったワイン造り
シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカーは、世界で最も名声高いブドウ栽培エリアで偉大なワインに必要な卓越したレベルをかなえるため、すべてにおいて適正なコンディションを与えています。
土壌は砂利交じりの珪質土と泥灰土、粘土と石灰岩質で、理想的ななだらかな斜面、天候はジロンド川河口のおかげでおだやか、と、類まれな環境のもと、フレーバーのリッチさを誇るワインが生まれます。
ブドウ畑は家庭の庭のように季節を問わず愛情込めて手入れされ、選定され、優れた果実を生み出しています。
70%はカベルネ・’ファミリー’（カベルネ・ソーヴィニョン63%、 プティ・ヴェルド5%、カベルネ・フラン2%）で、ワインに凝縮感と骨格を与えます。30%のメルロはデリケートな丸みを与え、花々や黒いか汁香りが際立つエレガントで洗練されたワインに仕上がります。
マルキ・ダレームはリッチに香り高く、ジューシーなブラックカラントやブラックベリー。ブルーベリーの顔地とバランスの取れたミネラル感の際立つワインです。
米国の哲学者であり著作家ウィル・ダラントの'すべての化学は哲学として始まり、アートとして終わる’、フランス人デザイナー、ジャン=ポール・ゴルティエの’デザイナーの発想力より職人のノウハウの方が素晴らしい’、フランスのロマン主義を代表する画家、ドラクロワの’美しさは粘り強いインスピレーションの結果であり、根気強い努力の積み重ねの他でもない’という言葉を念頭に、シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカーは偉大なワインを生み出し続けています。
（栽培比率）
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