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ブドウ栽培 ⇒ 醸造 ⇒ 瓶詰めまで、すべて一貫して同家族系列で行う大きな家族経営のシャンパンメゾンだからできるこの価格と品質!
しかもワインショップソムリエが日本初上陸ということもあり、日本の皆様へ早く広めたいという好意で特別価格にしていただきました!
007でも有名なボランジェ、上級キュヴェにチャーチル首相の名前も付けるポル・ロジェ。
イギリス、特に英国王室はシャンパーニュに特別な影響力を持ちます。どのメーカーにとっても、「英国王室御用達」の栄冠は大変な誉れとなり、品質の高さを認められたということ!
そして、そんな栄誉を与っているメゾンの一つに、このポール・ダンジャンが入っています!
英国王室のために特別なブランド名 Champange J&B で出荷されています。
他社は、誰もが知る大手メゾン! そんなすごい顔ぶれの中に入る唯一の小規模生産者がこのポール・ダンジャンです。 1749年から英国王室にワインやスピリッツを収める会社、「J&B社」によって推薦され、JB社のラベルで収められていますが中身は紛れもなくポール・ダンジャンの「カルト・ノワール」!
☆JB社とは 王室御用達の「ロイヤル・ワラント」に指定される業者。その証として、公に王室の紋章を使用することができます。
【First Class】 | ||
---|---|---|
・Finland ・Italy | ・Bolivia ・Peru | ・China ・Japan ・South Korea |
【Business Class】 | ||
---|---|---|
・France ・Germany ・Italy | ・Spain ・Swizerland ・Argentina | ・Brazil ・Chile ・Urugua |
【雑誌記事抜粋】
驚くべきエレガンス すべてが斬新な、キュヴェ・レゼルヴ・マチュールは100%ピノノワールから造られ、カーヴで10年以上熟成させる。鶏肉などの白身肉の料理、そしてフォワグラとすばらしい相性を見せる。
もう一つの独創的なキュヴェが「ロゼ・オリジナル」だ。100%セニエで造られた、ピノノワールによるロゼ。これ1本で食前酒から前菜から肉料理などのメイン、そしてデザートまで通して使える。これらはジェルベールやギダシェットなどのワインガイド誌にも評価されている。
これらの特徴的なキュヴェのほかにも、スタンダードな、王道のラインナップもそろえる。 カルト・ノワールは100%ピノノワールで造られるキュヴェで、ボリューム感、リッチな味わい、繊細なタッチと香りが心地よい。
対となるカルト・ブランシュは100%シャルドネで造られるブラン・ド・ブラン。さわやかでフレッシュな味わい、ピュアな果実味の醸す驚くべきエレガンスを感じることができる。ダンジャン家では輸出割合は15%ほどだ。「泡の魔法」を存分に感じられる。
若い次期当主が生産に積極的に関わるので(まだ30才にもなっていません)、結果メゾン全体が 新しいことに果敢にチャレンジしていく、という雰囲気を持っているのもこのメゾンの特徴。 ポールダンジャンのラインナップは、世代を超えて受け継がれるスタンダードレンジと革新的な シャンパーニュを造るためのレンジの二つで構成されています。
トパーズがかった明るい黄金色。気泡は生き生きしている。
香りは芳醇で、りんごやチェリーのコンポートのような果実香りに、菩提樹やジャスミンの花、石灰のようなミネラル香、ビターアーモンドにブリオッシュ、ほのかにヘーゼルナッツの香りなどが調和。
味わいはまろやかな果実味から、広がりは酸味とのバランスがよい。
泡の刺激がなめらかさを与え、余韻にエレガントさを残す。
おすすめ料理:帆立貝のバター焼きのような料理。
Comment by Shinya TASAKI
「ワインと食とSakeの情報誌ヴィノテーク2014年12月号No.421」より
シャンパーニュは今世界的に人気。だからシャンパーニュの原材料である、高品質なブドウは需要が高く、価格は上昇。
すると、大量生産が可能な、モエやヴーヴクリコのようなブランドであっても、そんな価格のあおりを受けて値段は高くなります。
そんな訳で…シャンパーニュはまだまだ高嶺の花。
しかし、皆OKを出しません。
そうです、ブドウが高く売れるんだから、
みんな大手シャンパンメゾンに売ってしまうのです…
ダンジャン・フェイはブドウ栽培だけでなく、シャンパーニュ作りも手掛ける生産者。
栽培家として非常に評価が高く、あのボランジェやマム、モエ&シャンドンがブドウを仕入れに訪れます。
以前から「日本のお客様にも販売したい!」という
希望を持っていたダンジャン・フェイ。
「和食を始め、日本人が食べる食事は繊細なものが多いので、シャンパーニュもよく合うと思います。
そこで、伝統的なシャンパーニュをもっと気軽に
日本のお客さまに楽しんでほしくて、今回ギリギリ価格にしました。」
創始者のポール・ダンジャンPaul Danginは14歳からブドウ栽培に従事。その後、5人の息子と1人の娘の子宝に恵まれ、5人の息子たちとともに娘の夫Jean-Marie Faysがドメーヌに参画、その夫の名前からDangin-Faysを立ち上げました。
1947年、創始者のポールは、セル・シュール・ウース(Celles-Sur-Ource)村の仲間とともに、ブドウをメゾンへ販売することを止め、一部のブドウを自らのシャンパーニュを造り出すために残すことを決めました。
大手メゾンにブドウを卸しているうちに、
「自分たちは自慢のブドウがある。実際シャンパーニュを造ったらどうだろう?」
ふとそんなアイディアが浮かび、実際に造り始めたのが「ダンジャン・フェイ」です。
ブドウの販売量を減らすことで収入が減少し、その時は非常に厳しいチャレンジでしたがこの試みは成功を納めます。もともとが大手生産者から請われる程の高い品質のブドウであったため、造られたシャンパーニュも評価が高く、次第に顧客が付いてきました。
以前はあのドンペリを造るモエ(Moet & Chandon)やF1で有名なマム(Mumm)といった大手メゾンへとブドウを供給していたことで大手メゾンとも親交のあったこのメゾンが目指すのは、あくまで「本道のシャンパーニュ」。
クラシカルな方法にこだわり、長い瓶内熟成期間を守り、複数年のワインをアッサンブラージュし、重すぎないエレガントなスタイルを表現します。
ピノノワールはヴォリューム感や骨格を、シャルドネはシャープな味わいとエレガントさ、ピノムニエはフルーティな果実味をそれぞれ表現します。
現在14人がドメーヌに携わっており、Paul Danginから始まったドメーヌはシャンパーニュでも最大の家族経営ドメーヌの一つとなっています。(現在54haを所有)
クリアで輝きのあるライトゴールドの色調に、 細かい泡が切れ目なく立ち上る優雅な様子・・
これぞまさしくシャンパーニュ!と期待が膨らみます。
香りにはまずライム、ハーブや花束、リンゴ、蜜、マカロンのような甘い香りも感じます。
すっきりとした爽やかさがあってピュアな味わい。
フルーティさと適度なヴォリューム感があり、これ単体で飲むのはもちろん、「前菜からデザートまで通すことができる」バランス感で、どんな料理にも合わせられます。
まさにクラシックな魅力ある、均整のとれた1本。
食卓に「本物のシャンパン」があると雰囲気はぐっと華やぎますね。
シャンパーニュ地方南部のコート・ド・バールにあるポール・ダンジャンは、セル・シュール・ウルス村にあります。
ローヌ地方から車で5時間以上かけて、夕方にコート・ド・バールのトロワに到着。
生憎の雨でしたが、ジャン・バティストが初日の夜はトロワの町を案内してくれました。
「オーガナイズは自分にまかせてくれ!」と言われた通り、ジャン・バティストに全て任せることに。
二日目は朝からワイナリー見学から始まり、その後村のお祭りに参加してきました。
ワイナリーの敷地内には醸造所ほか、新しく建てられたボトリングと出荷用の工場や住居などがあります。
昔はダンジャン一家の全員が敷地内に住んでいたため、建物が複数あるようです。
オフィスにはダンジャン一家の70年代後半の写真がかざあってあります。
今も家族経営のダンジャンは、場所ごとに担当が決まっています。
例えばこちらの旧式のプレス機の担当はジャン・バティストです。
収穫期になると、一度に4000kgのブドウの圧搾が4、5人がかりで行われます。
少し圧搾をしたら一度止め、下の方のブドウを上に持ってくるように混ぜることで、均等に圧搾します。
熊手でかき混ぜられますが、この作業は1分30秒くらいで完了させなければならないそうです。
絞られたブドウのジュースは重力で下のタンク室に流れこみます。
この機械は一回の圧搾ごとに洗浄され、常に綺麗な状態を保つようにされています。
木製の容器にはそれぞれに番号が振ってあり、それを合わせないと綺麗な円形にならないようになっているそうです。
圧搾機は近代的なタイプの物も2基設備されており、こちらは二人がかりで8000kgを絞る事が出来ます。
最初のタンク室には年代物のコンクリートとステンレスタンクがあります。
ステンレスタンクが多く使用される昨今ですが、コンクリートはステンレスと違い電気を通さないため、見直されているそうです。
このワイナリーは少しずつ増築されてきたので、ここよりも奥には近代的な大きなステンレスタンクが設置されています。
シャンパンを作る時はルミアージュと言う作業が行われます。ボトルを少しずつ回しながら、瓶は垂直になるような角度で立てられていきます。こうすることで澱引きがしやすいよう、少しずつ澱が瓶口に集められて行きいます。
ポール・ダンジャンでは今は大きいボトル以外はその作業は機械化されています。大きいパレットにまとめて入れられて、少しずつ動かされていきます。
ジャン・バティストが小さいころは、学校に行く前に時間をかけて手で回していたそうです。
熟成する樽はブルゴーニュ製の樽で、中はゆっくりあぶられています。
色んな年代のワインがあります。
貯蔵庫は彼の従兄が管理しています。
ワインは整然と積まれていて、列ごとに承認番号が刻まれています。
何か問題があれば、この番号で追跡されます。
ブドウ畑にも連れて行ってもらいました。
木に苔が生していますが、北側にしか生さないそうです。
写真左端のブドウの木の上にある長い管はスプリンクラーになっていて、霜被害が起こりそうなときにはウルス川の水がまかれます。
この川の水は冬でも10度以上あるので、霜の害が防げます。
この日のメインは何と言っても、村人全員参加(?)の山歩き。
村人の手作り感あふれるこの催し物は、年に一回行われます。
小高い丘に、運動会で使うようなテントが点在して建てられ、そこでシャンパンと料理がふるまわれます。
前菜からチーズまでのスタンドがあり、のんで食べて、その後歩きまわるというイベントです。
スタンドとスタンドは歩いて30分くらいかかり、ブドウ畑の合間を歩いて見学できます。
この日は生憎の天気でしたが、素晴らしい景色と自然の澄んだ空気を満喫できました。
勿論いろいろなシャンパンも楽しみました!
村の皆は全員がお互いを知っているというかんじで、ジャン・バティストもすれ違う人ほぼ全員に挨拶をしていました。
なかなか地元の行事に参加することなどないので、とてもいい経験になりました。
今回は地元に密着したバーに行ったり行事に参加できて、本当のセル・シュール・ウルスを体験できたと思います。
素晴らしい経験をさせてくれたジャン・バティストに感謝の気持ちでいっぱいです。
シャンパーニュのメゾン「ポール・ダンジャン」の醸造所を訪問しました。
今回は、運営全般を統括しているダンジャン氏に、今でも使用している伝統的な圧搾機やメゾンのこれまでの歴史などをご説明いただきました。
まずはじめに伝統的な圧搾機を見せていただきました。4000kg入るという現在も使用できるものです。 今でも手動で調整しているそうです。ちなみに収穫期は、ダンジャン氏がここで圧搾の担当を行っているそうです。
こちらでは基本的にはすべてのラインで、いとこや親せきなどの家族の誰かが担当しているそうです。
メゾンとは言っても、ほとんど手造りのような作業を行っています。
畑やブドウ栽培について、その後のシャンパーニュになるまでの醸造や検査、そして販売なども含めてこのダンジャン氏の親類関係で行われているそうです。
さらにこちらの訪問記の下にある動画でもありますが、今回はダンジャン氏にデゴルジュマンを見せていただきました。実際に目の前で見るのは初めてでしたが、やはりかなり危険な作業ですね。
※デゴルジュマンとは、シャンパーニュ製法で必ず行う瓶内二次発酵によって生じた澱を取り除く作業のこと。
デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレといって、これを手作業でやるところを見せていただきました。
まずは、瓶内二次発酵後のボトルの瓶口を凍結させ溜まった澱を固めて蓋を外し、中の発泡したシャンパンの圧力により澱を外へ押し出します。ここの押し出すというのがどちらかというと「飛び出す」に近いので、とても危ないため写真のような中でその作業を行います。 昔はこれを1時間当たり500本くらいのスピードで作業をしていたそうです。
現在ポール・ダンジャンの畑では、自然に配慮し除草剤は一切使用せず常に土造りを意識したリュット・レゾネを行いこの考え方は父や祖父の代から家族の理念として行われているそうです。 シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区にある畑は55haほど所有し、70%をピノ・ノワール、25%シャルドネ、残りの5%はピノ・ムニエととても希少なピノ・ブランを栽培しています。
今回訪れた、ポール・ダンジャンの醸造所などを動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。
聞き手:ワインショップソムリエ ネットショップ店長 田中 仕入れ担当セバスチャン
|| 商品名
|| テイスティングコメント
ブドウ栽培 ⇒ 醸造 ⇒ 瓶詰めまで、すべて一貫して同家族系列で行う大きな家族経営のシャンパンメゾンだからできるこの価格と品質!
しかもワインショップソムリエが日本初上陸ということもあり、日本の皆様へ早く広めたいという好意で特別価格にしていただきました!
007でも有名なボランジェ、上級キュヴェにチャーチル首相の名前も付けるポル・ロジェ。
イギリス、特に英国王室はシャンパーニュに特別な影響力を持ちます。どのメーカーにとっても、「英国王室御用達」の栄冠は大変な誉れとなり、品質の高さを認められたということ!
そして、そんな栄誉を与っているメゾンの一つに、このポール・ダンジャンが入っています!
英国王室のために特別なブランド名 Champange J&B で出荷されています。
他社は、誰もが知る大手メゾン! そんなすごい顔ぶれの中に入る唯一の小規模生産者がこのポール・ダンジャンです。 1749年から英国王室にワインやスピリッツを収める会社、「J&B社」によって推薦され、JB社のラベルで収められていますが中身は紛れもなくポール・ダンジャンの「カルト・ノワール」!
☆JB社とは 王室御用達の「ロイヤル・ワラント」に指定される業者。その証として、公に王室の紋章を使用することができます。
【First Class】 | ||
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・Finland ・Italy | ・Bolivia ・Peru | ・China ・Japan ・South Korea |
【Business Class】 | ||
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・France ・Germany ・Italy | ・Spain ・Swizerland ・Argentina | ・Brazil ・Chile ・Urugua |
【雑誌記事抜粋】
驚くべきエレガンス すべてが斬新な、キュヴェ・レゼルヴ・マチュールは100%ピノノワールから造られ、カーヴで10年以上熟成させる。鶏肉などの白身肉の料理、そしてフォワグラとすばらしい相性を見せる。
もう一つの独創的なキュヴェが「ロゼ・オリジナル」だ。100%セニエで造られた、ピノノワールによるロゼ。これ1本で食前酒から前菜から肉料理などのメイン、そしてデザートまで通して使える。これらはジェルベールやギダシェットなどのワインガイド誌にも評価されている。
これらの特徴的なキュヴェのほかにも、スタンダードな、王道のラインナップもそろえる。 カルト・ノワールは100%ピノノワールで造られるキュヴェで、ボリューム感、リッチな味わい、繊細なタッチと香りが心地よい。
対となるカルト・ブランシュは100%シャルドネで造られるブラン・ド・ブラン。さわやかでフレッシュな味わい、ピュアな果実味の醸す驚くべきエレガンスを感じることができる。ダンジャン家では輸出割合は15%ほどだ。「泡の魔法」を存分に感じられる。
若い次期当主が生産に積極的に関わるので(まだ30才にもなっていません)、結果メゾン全体が 新しいことに果敢にチャレンジしていく、という雰囲気を持っているのもこのメゾンの特徴。 ポールダンジャンのラインナップは、世代を超えて受け継がれるスタンダードレンジと革新的な シャンパーニュを造るためのレンジの二つで構成されています。
トパーズがかった明るい黄金色。気泡は生き生きしている。
香りは芳醇で、りんごやチェリーのコンポートのような果実香りに、菩提樹やジャスミンの花、石灰のようなミネラル香、ビターアーモンドにブリオッシュ、ほのかにヘーゼルナッツの香りなどが調和。
味わいはまろやかな果実味から、広がりは酸味とのバランスがよい。
泡の刺激がなめらかさを与え、余韻にエレガントさを残す。
おすすめ料理:帆立貝のバター焼きのような料理。
Comment by Shinya TASAKI
「ワインと食とSakeの情報誌ヴィノテーク2014年12月号No.421」より
シャンパーニュは今世界的に人気。だからシャンパーニュの原材料である、高品質なブドウは需要が高く、価格は上昇。
すると、大量生産が可能な、モエやヴーヴクリコのようなブランドであっても、そんな価格のあおりを受けて値段は高くなります。
そんな訳で…シャンパーニュはまだまだ高嶺の花。
しかし、皆OKを出しません。
そうです、ブドウが高く売れるんだから、
みんな大手シャンパンメゾンに売ってしまうのです…
ダンジャン・フェイはブドウ栽培だけでなく、シャンパーニュ作りも手掛ける生産者。
栽培家として非常に評価が高く、あのボランジェやマム、モエ&シャンドンがブドウを仕入れに訪れます。
以前から「日本のお客様にも販売したい!」という
希望を持っていたダンジャン・フェイ。
「和食を始め、日本人が食べる食事は繊細なものが多いので、シャンパーニュもよく合うと思います。
そこで、伝統的なシャンパーニュをもっと気軽に
日本のお客さまに楽しんでほしくて、今回ギリギリ価格にしました。」
創始者のポール・ダンジャンPaul Danginは14歳からブドウ栽培に従事。その後、5人の息子と1人の娘の子宝に恵まれ、5人の息子たちとともに娘の夫Jean-Marie Faysがドメーヌに参画、その夫の名前からDangin-Faysを立ち上げました。
1947年、創始者のポールは、セル・シュール・ウース(Celles-Sur-Ource)村の仲間とともに、ブドウをメゾンへ販売することを止め、一部のブドウを自らのシャンパーニュを造り出すために残すことを決めました。
大手メゾンにブドウを卸しているうちに、
「自分たちは自慢のブドウがある。実際シャンパーニュを造ったらどうだろう?」
ふとそんなアイディアが浮かび、実際に造り始めたのが「ダンジャン・フェイ」です。
ブドウの販売量を減らすことで収入が減少し、その時は非常に厳しいチャレンジでしたがこの試みは成功を納めます。もともとが大手生産者から請われる程の高い品質のブドウであったため、造られたシャンパーニュも評価が高く、次第に顧客が付いてきました。
以前はあのドンペリを造るモエ(Moet & Chandon)やF1で有名なマム(Mumm)といった大手メゾンへとブドウを供給していたことで大手メゾンとも親交のあったこのメゾンが目指すのは、あくまで「本道のシャンパーニュ」。
クラシカルな方法にこだわり、長い瓶内熟成期間を守り、複数年のワインをアッサンブラージュし、重すぎないエレガントなスタイルを表現します。
ピノノワールはヴォリューム感や骨格を、シャルドネはシャープな味わいとエレガントさ、ピノムニエはフルーティな果実味をそれぞれ表現します。
現在14人がドメーヌに携わっており、Paul Danginから始まったドメーヌはシャンパーニュでも最大の家族経営ドメーヌの一つとなっています。(現在54haを所有)
クリアで輝きのあるライトゴールドの色調に、 細かい泡が切れ目なく立ち上る優雅な様子・・
これぞまさしくシャンパーニュ!と期待が膨らみます。
香りにはまずライム、ハーブや花束、リンゴ、蜜、マカロンのような甘い香りも感じます。
すっきりとした爽やかさがあってピュアな味わい。
フルーティさと適度なヴォリューム感があり、これ単体で飲むのはもちろん、「前菜からデザートまで通すことができる」バランス感で、どんな料理にも合わせられます。
まさにクラシックな魅力ある、均整のとれた1本。
食卓に「本物のシャンパン」があると雰囲気はぐっと華やぎますね。
シャンパーニュ地方南部のコート・ド・バールにあるポール・ダンジャンは、セル・シュール・ウルス村にあります。
ローヌ地方から車で5時間以上かけて、夕方にコート・ド・バールのトロワに到着。
生憎の雨でしたが、ジャン・バティストが初日の夜はトロワの町を案内してくれました。
「オーガナイズは自分にまかせてくれ!」と言われた通り、ジャン・バティストに全て任せることに。
二日目は朝からワイナリー見学から始まり、その後村のお祭りに参加してきました。
ワイナリーの敷地内には醸造所ほか、新しく建てられたボトリングと出荷用の工場や住居などがあります。
昔はダンジャン一家の全員が敷地内に住んでいたため、建物が複数あるようです。
オフィスにはダンジャン一家の70年代後半の写真がかざあってあります。
今も家族経営のダンジャンは、場所ごとに担当が決まっています。
例えばこちらの旧式のプレス機の担当はジャン・バティストです。
収穫期になると、一度に4000kgのブドウの圧搾が4、5人がかりで行われます。
少し圧搾をしたら一度止め、下の方のブドウを上に持ってくるように混ぜることで、均等に圧搾します。
熊手でかき混ぜられますが、この作業は1分30秒くらいで完了させなければならないそうです。
絞られたブドウのジュースは重力で下のタンク室に流れこみます。
この機械は一回の圧搾ごとに洗浄され、常に綺麗な状態を保つようにされています。
木製の容器にはそれぞれに番号が振ってあり、それを合わせないと綺麗な円形にならないようになっているそうです。
圧搾機は近代的なタイプの物も2基設備されており、こちらは二人がかりで8000kgを絞る事が出来ます。
最初のタンク室には年代物のコンクリートとステンレスタンクがあります。
ステンレスタンクが多く使用される昨今ですが、コンクリートはステンレスと違い電気を通さないため、見直されているそうです。
このワイナリーは少しずつ増築されてきたので、ここよりも奥には近代的な大きなステンレスタンクが設置されています。
シャンパンを作る時はルミアージュと言う作業が行われます。ボトルを少しずつ回しながら、瓶は垂直になるような角度で立てられていきます。こうすることで澱引きがしやすいよう、少しずつ澱が瓶口に集められて行きいます。
ポール・ダンジャンでは今は大きいボトル以外はその作業は機械化されています。大きいパレットにまとめて入れられて、少しずつ動かされていきます。
ジャン・バティストが小さいころは、学校に行く前に時間をかけて手で回していたそうです。
熟成する樽はブルゴーニュ製の樽で、中はゆっくりあぶられています。
色んな年代のワインがあります。
貯蔵庫は彼の従兄が管理しています。
ワインは整然と積まれていて、列ごとに承認番号が刻まれています。
何か問題があれば、この番号で追跡されます。
ブドウ畑にも連れて行ってもらいました。
木に苔が生していますが、北側にしか生さないそうです。
写真左端のブドウの木の上にある長い管はスプリンクラーになっていて、霜被害が起こりそうなときにはウルス川の水がまかれます。
この川の水は冬でも10度以上あるので、霜の害が防げます。
この日のメインは何と言っても、村人全員参加(?)の山歩き。
村人の手作り感あふれるこの催し物は、年に一回行われます。
小高い丘に、運動会で使うようなテントが点在して建てられ、そこでシャンパンと料理がふるまわれます。
前菜からチーズまでのスタンドがあり、のんで食べて、その後歩きまわるというイベントです。
スタンドとスタンドは歩いて30分くらいかかり、ブドウ畑の合間を歩いて見学できます。
この日は生憎の天気でしたが、素晴らしい景色と自然の澄んだ空気を満喫できました。
勿論いろいろなシャンパンも楽しみました!
村の皆は全員がお互いを知っているというかんじで、ジャン・バティストもすれ違う人ほぼ全員に挨拶をしていました。
なかなか地元の行事に参加することなどないので、とてもいい経験になりました。
今回は地元に密着したバーに行ったり行事に参加できて、本当のセル・シュール・ウルスを体験できたと思います。
素晴らしい経験をさせてくれたジャン・バティストに感謝の気持ちでいっぱいです。
シャンパーニュのメゾン「ポール・ダンジャン」の醸造所を訪問しました。
今回は、運営全般を統括しているダンジャン氏に、今でも使用している伝統的な圧搾機やメゾンのこれまでの歴史などをご説明いただきました。
まずはじめに伝統的な圧搾機を見せていただきました。4000kg入るという現在も使用できるものです。 今でも手動で調整しているそうです。ちなみに収穫期は、ダンジャン氏がここで圧搾の担当を行っているそうです。
こちらでは基本的にはすべてのラインで、いとこや親せきなどの家族の誰かが担当しているそうです。
メゾンとは言っても、ほとんど手造りのような作業を行っています。
畑やブドウ栽培について、その後のシャンパーニュになるまでの醸造や検査、そして販売なども含めてこのダンジャン氏の親類関係で行われているそうです。
さらにこちらの訪問記の下にある動画でもありますが、今回はダンジャン氏にデゴルジュマンを見せていただきました。実際に目の前で見るのは初めてでしたが、やはりかなり危険な作業ですね。
※デゴルジュマンとは、シャンパーニュ製法で必ず行う瓶内二次発酵によって生じた澱を取り除く作業のこと。
デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレといって、これを手作業でやるところを見せていただきました。
まずは、瓶内二次発酵後のボトルの瓶口を凍結させ溜まった澱を固めて蓋を外し、中の発泡したシャンパンの圧力により澱を外へ押し出します。ここの押し出すというのがどちらかというと「飛び出す」に近いので、とても危ないため写真のような中でその作業を行います。 昔はこれを1時間当たり500本くらいのスピードで作業をしていたそうです。
現在ポール・ダンジャンの畑では、自然に配慮し除草剤は一切使用せず常に土造りを意識したリュット・レゾネを行いこの考え方は父や祖父の代から家族の理念として行われているそうです。 シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区にある畑は55haほど所有し、70%をピノ・ノワール、25%シャルドネ、残りの5%はピノ・ムニエととても希少なピノ・ブランを栽培しています。
今回訪れた、ポール・ダンジャンの醸造所などを動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。
聞き手:ワインショップソムリエ ネットショップ店長 田中 仕入れ担当セバスチャン
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
[NV] ブリュット
ダンジャン・フェイ
フランス・シャンパーニュ
クリアで輝きのあるライトゴールドの色調に、細かい泡が切れ目なく立ち上る優雅な様子・・これぞまさしくシャンパーニュ!と期待が膨らみます。香りにはまずライム、ハーブや花束、リンゴ、蜜、マカロンのような甘い香りも感じます。すっきりとした爽やかさがあってピュアな味わい。フルーティさと適度なヴォリューム感があり、これ単体で飲むのはもちろん、「前菜からデザートまで通すことができる」バランス感で、どんな料理にも合わせられます。まさにクラシックな魅力ある、均整のとれた1本。食卓に「本物のシャンパン」があると雰囲気はぐっと華やぎますね。
ワイン名(原語) | シャンパーニュ・ダンジャン・フェイ (CHAMPAGNE DANGIN FAYS) |
生産者 | メゾン ポール・ダンジャン・エ・フィス (PAUL DANGIN ET FILS) |
原産国・地域 | フランス・シャンパーニュ |
原産地呼称 | シャンパーニュ(CHAMPAGNE) |
ヴィンテージ | NV |
ぶどう品種 | ピノノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ 熟成 瓶内熟成は最低でも30カ月 |
タイプ | シャンパン・白 |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
このメゾンは、以前モエ&シャンドン(MOET&CHANDON)やF1レースでおなじみのマム社(G.H.MUMM)にブドウを卸していたもとブドウ栽培農家です。栽培は自然に極力即した方法で、リュット・レゾネの一つ「同化農法」と言われるものです。使用する肥料や防虫剤なども自然由来のもの。科学的・人工的な薬品などは一切使用していません。 |
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