CHATEAU PONTAC LYNCH/ シャトー・ポンタック・ランシュ
ボルドー一二を争う人気産地マルゴー村産、しかも本命シャトーマルゴーお隣の畑から生まれた掘り出し物!
シャトー・ポンタック・ランシュ | CHATEAU PONTAC LYNCH
マルゴー村有数のテロワールを有しながらこの価格はまさに掘り出し物。
というのも、ボルドーの中でも知名度の高いマルゴー村といえば、
一級格付けシャトー・マルゴー、そしてそのCH.マルゴーに匹敵するといわれている、
三級格付けのシャトー・パルメ。その他にも、CH.ローザン・セグラ、CHディッサンと
名だたる格付けシャトーに囲まれているという、
誰もが羨むような優良畑を所有するシャトーなのです。
これら数万円クラスの格付けシャトーと僅かに道を隔てた区画から作られるワインが、 この価格で手に入るなんて、まさに掘り出し物でした。
ブルジョワ級シャトーだからありえたこの価格!!
ボルドーの格付けシャトーといえば、気になるのがそのお値段・・・
特に五大シャトーを筆頭に数万円~数十万円クラスというワインが多く、
飲みたくてもなかなか飲めるものではありません。
一方で、ブルジョワ級のシャトーのワインは、
格付けシャトーにも勝るとも劣らない高品質のワインが、
知名度こそ低いがゆえに安価で手に入ることもしばしば。
ボルドー好きなら普段飲みに是非とも押さえておきたい逸品です。
シャトー・ポンタック・ランシュ
果実の風味が花開く感じはエレガントそのもの。 メルロー比率の高さから、重厚ながら、柔らかいタンニンは、 マルゴー村の特徴を兼ね備えながらも どこか違った「女性的な印象」を与えてくれる。
ボルドー・メドック地区の格付けの一つ。
メドックの格付けでは世界的に有名なムートン、マルゴー、ラトゥール、ラフィット、オーブリオン
の5大シャトーと呼ばれる1級の下に、2級、3級、4級、5級と続いています。
この1級~5級までのカテゴリーがグランクリュといわれる格付けです。
1855年に制定されたこの格付けでは2000にも上るシャトーの中でわづか60のシャトーしか
格付けされませんでした。
そのため、格付けされなかった優良なシャトーが1932年に新しくブルジョア級として格付け
されることになりました。
ブルジョア級はそのグラン・クリュ・クラッセの下に位置するカテゴリーで、
さらに細かくクリュ・ブルジョワ・エクセプショネル、クリュ・ブルジョワ・シュペリュール、
クリュ・ブルジョワの3つに分類されています。
比較的高額になりがちなグラン・クリュ・クラッセのワインに対し
良質なワインが、低価格で楽しめるのがこのクラスの特徴です。
ボルドーのマルゴー村に畑を所有する、ボルドーの中ではプティシャトーに入る少量生産の小さなシャトー、 シャトー・ポンタック・ランシュを訪問しました。
本当にすぐ隣にあのシャトー・マルゴーの白亜のお城があるんです!
他にも、格付け2級の「シャトー・ローザン・セグラ」や、
スーパーセカンドとして有名な「シャトー・パルメ」も隣の素晴らしいロケーションの希少なプティシャトーなんです!!
これは期待できる!と思い、小さな醸造所へ入れていただきました。
天気はあいにくの雨でしたが、愛犬と一緒に当主のマリーさんが出迎えてくれました。
まずはシャトー・ポンタック・ランシュについてご紹介いただきました。
こちらのシャトーは、8haの畑を所有するプティシャトーで、近隣では30~50ha、
また大きなところで100haも所有するシャトーがひしめくマルゴー村の中でも特に小さなシャトーです。
また周りの著名なシャトーの畑などどのような位置関係にあるのかも大きな写真と一緒に説明してくださいました。
また、シャトー・ポンタック・ランシュは、1932年からクリュブルジョワに格付けされており、
メドックのクリュブルジョワの中でも古いものの一つだそうです。
こちらは熟成庫。
新樽と1年ほど使用の樽がワインとともに静かに熟成されていました。
シャトー・ポンタック・ランシュのワインは、すべて樽で12か月~14か月ほど熟成されるそうです。
また新樽比率は、最低でも3分の1は使用するそうです。残りの樽も1年から2年ほど使用されたものを使うそうです。
そして最後にポンタック・ランシュの2007年、2010年、2011年、2012年ヴィンテージを試飲させていただきました!
カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの比率が同じくらいですが、カベルネ・フランも入っているため、
全体的にはカベルネの比率の高いワインです。
ヴィンテージによっても特徴が様々ですが、とても品のあるしなやかなつくりのマルゴーらしいワインで、
シャトー・ポンタック・ランシュの女性当主マリーさんの丁寧なワイン造りを感じるワインでした。
もともと生産量が少ないシャトーですが、訪問した際にお願いして希少なバックヴィンテージをわずかですが今回分けてもらうことができました!
今後のヴィンテージも期待できますのでまずは今回入荷のワインで著名シャトーに囲まれる希少なプティシャトーをぜひお試しください!!
●聞き手: ネットショップ店長田中、仕入れ担当セバスチャン