CHATEAU LARRIVET HAUT BRION ROUGE
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュ
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン
当時は125haもの大きさがあり、60haの葡萄園、52haの牧草地と広大な松林から成り立っていました。
かつてはシャトー・オー・ブリオン・ラリヴェと名乗っていましたが、紆余曲折を経てシャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンと命名され今日に至っています。
1970年代、80年代には当時の所有者が十分な手入れ行わず低迷していましたが、1987年にフィリップ・ジェルヴォゾン氏が所有者となってからは、品質の向上の為に積極的な投資を行いました。
また、1996年からは著名な醸造家ミッシェル・ロランをコンサルタントとして招き、完熟した葡萄のみを手摘みで収穫し厳しく選果する手法を導入する等の様々な改革を行いました。
優れたテロワールにも恵まれていたこともあり、近年飛躍的に品質が向上しています。
生産量が少なくヨーロッパ以外への輸出量が少なかったこともあり、日本や米国ではまだあまりよく知られていませんが、パリの著名なホテル、レストラン、大使館・官公庁のレセプションでは良く使われており、ヨーロッパのワイン関係者の間では知名度の高いシャトーです。
ラリヴェ・オー・ブリオンのテロワールとこだわり
シャトー自体はこの地に名だたるシャトー・オー・バイイに隣接し、今やパーカー・ポイント100点も獲得したシャトー・スミス・オー・ラフィットと同じ高台にあります。
フィリップ・ジェルヴォゾン氏は、1987年にシャトーを購入して以来、最高の品質を追い求めることを第一に考えており、また同時に、一緒に働くチームのメンバーとこの価値観を共有することを重視しています。
その実現の為に、積極的な投資と優秀な人の採用を行ってきました。 1996年からは著名な醸造家ミシェル・ロランをコンサルタントとして招き、品質改善の為に生産方法を大幅に見直しています。
具体的には、収穫した葡萄の厳しい選別はもとより、葡萄畑全体に灌漑施設を設置し、また1ha当り7,000本の植栽密度を実現しています。 一方で、最高の葡萄を得る為に、畑の区画毎に育成方法を変え、冬季の鋤きいれ、春季の掘り起こし、春から収穫期までの除草など、細心の注意を払って行っています。