シャトー・ペデスクロー
CHATEAU PEDESCLAUX
1級シャトーに近い絶好の立地を所有する格付け第5級シャトー
シャトー・ぺデスクローは、1810年ワイン商をしていたピエール・ウルバン・ペデスクロー氏によって設立されました。
1821年にペデスクロー氏はシャトー・グラン・ピュイ・ラコストの畑の一部を取得。その後、後を引き継いだ夫人によってシャトー・ポンテ・カネの畑も買い足されました。 格付け第1級であるシャトー・ムートン・ロートシルトの畑の一部を取得したため、現在でもポイヤックの中でも名だたるシャトーに近い好立地の優れたテロワールを生かしたワイン造りをおこなっています。 |
しかしながら、シャトーは1891年にペデスクロー家からガステボワ伯爵へ売却されて以降、所有権が転々とした時期があり、その間ワインの生産も止まりシャトーも荒廃していきました。
そんなシャトーに転機が訪れたのが、1950年ルシアン・ジュグラ氏に経営が渡り、荒廃したシャトーの建物は解体されワイナリーの改善が進められていきました。 その後1965年にジュグラ氏の長男のベルナール氏に受け継がれ、1996年に彼の息子と義理の姉妹へと引き継がれていきました。 |
超近代的な設備を備え躍進の一途をたどるシャトーへ
2009年、サン・テステフにあるシャトー・リリアン・ラドゥイのオーナーであったロレンツェッティ夫妻がシャトーを購入したことで、さらなる転機が訪れました。 ロレンツェッティ夫妻はシャトーの改良から畑のブドウの植え替えなど大きな設備投資をおこない、ガラス張りの豪華な醸造所は見た目の美しさだけでなく、重力によってワインにストレスやダメージを極力与えない「グラヴィティーシステム」の導入など実用性も兼ね備えた最新設備でワイン造りをおこなっています。 |
また、2013年からメドック格付け3級のシャトー・ディッサンの立役者と言われる、エマニュエル・クルーズ氏を社長に迎え、ますます品質の向上に力を注いでいます。 そんな躍進の一途をたどるシャトー・ペデスクローは、ワイン評論家のペッパーコーン氏が「堅実で尊敬できるポイヤックを造ることで定評がある」と絶賛。 かつて酷評していたロバート・パーカー氏も近年では90点台に近い点数をつけるなど、評論家からの評価が高まってきています。 |
1級シャトーに近い絶好の立地を所有する格付け第5級シャトー
粘土質の土壌から与えらえた力強さと、砂利質の土壌からもたらされたエレガントさ、まさにテロワールの『複雑性』を表す1本。
深くて生き生きとしたガーネット色。 初めてプチヴェルドを使ったシャトー・ペデスクローのブレンド。ブラックカラントと甘いオレンジの皮とスパイスの香り。 偉大なポイヤックのテロワールを感じる典型的なシルキーなタンニン。 強さと優雅さの絶妙な美しいバランスを味わえます。 |