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Robert Parker : One of my favorite estate in Languedoc, Chateau Maris is run by the talented and gregarious Brit, Robert Eden, who is the driving force behind the push toward biodynamic and sustainable farming in the region.
He has gone as far as building his new winery out of massive hemp "bricks", and it's a fabulous visit.
Located in the heart of the Minervois, in the cru of La Liviniere, the estate produces a bevy of wines, all of which are reasonably priced, and in most cases, represent incredible values.
私のもっとも好きなラングドックの生産者の一人、シャトー・マリスは、非常に社交的で才能溢れる醸造家、ロバート・イーデンの手により、バイオダイナミック農法を推し進めつつ、持続可能な次世代の考え方で運営されている。 彼のセラーは葦と粘土を使ってブロックをつくり、全て自然に帰すことができるのだ。 ミネルヴォワの中心地、ラ・リヴィニエール(La Liviniere)から生まれるワインは、とてもリーズナブルで、信じがたいほどの価値がある。
2014 オールド・スクール・ルージュ
2014 OLD SCHOOL ROUGE 89点 the value-priced Minervois Old School is a delicious mid-week drinker that offers plenty of juicy berry fruit, licorice and herbs in a bistro-styled, textured, easy-going package. It’s best enjoyed over the coming year or three.
このオールド・スクール・ルージュは、週末以外もワインを楽しむ人にとって、美味しく楽しめる手ごろ価格でヴァリューある1本だ。瑞々しいベリーを思わせるジューシー、リコリスやハーブを思わせる複雑味も加わり、テクスチュアのしっかりしたビストロスタイル、気楽なデザインでリラックスして楽しめる。向こう3年は楽しめるだろう。
2013 ラ・トージュ 2013 LA TOUGE 91点 la Touge is another rock-solid effort from this estate that represents a terrific value. Blackberries, blueberries, spice and pepper all emerge from this medium-bodied, forward, deliciously textured.
このミネルヴォワから生まれるシラー、「ラ・トージュ」は、不毛の岩石土壌からワイナリーの努力なくしては生み出すことのできない、並外れた価値ある1本である。
ミディアムボディの液体の中からブラックベリー、ブルーベリー、スパイス、黒コショウの風味が紡ぎだされ、目の詰まった、飲み応えのある美味へと流れるように続く。向こう5年ほどは美味しく飲めるだろう。
2014 レ・ザンシャン 2014 LES ANCIENS 91点 A mix of Carignan and Grenache, the 2014 Minervois la Liviniere les Anciens is a zippy, fresh, complex effort that gives up ample black and blue fruits, lots of crushed herbs, mint, and a kiss of game on both the nose and palate. Medium-bodied, fresh and lively, with the acid profile of Carignan, it should come together nicely once in bottle and keep through 2022.
カリニャンとグルナッシュから作られる、2014年のレ・ザンシャンは、とても活き活きとした、フレッシュなワインである。
ブルーベリー、カシス、ブラックベリー、プラムといった黒や青い果実、幾種ものハーブを砕いてミックスしたような香り、ミント、ジビエの肉、あるいはニカワを思わせる艶かしい香り…様々な要素がワインに複雑さを与えている。フレッシュで活き活きとした味わいのミディアムボディ、カリニャン種がもたらす酸味が味わいにアクセントを与える。この美味しさは2022年ごろまで続くだろう。
2014 レ・ザマンディエ
2014 LES AMANDIERS 94点 Almost always my favorite cuvee from Robert, the 2014 Minervois la Liviniere les Amandiers is a head turner that does everything right. Black raspberries, olives, licorice, lavender and exotic spice all emerge from the glass, and this medium to full-bodied beauty has both elegance and texture. It will have 10-12 years of overall longevity.
シャトーマリスのワインの中でほとんど毎回、このワインが私にとって最もお気に入りであるが、2014年のレ・ザマンディエは思わず振り返らずにはいられない、そんな見事なワインである。
ブラックベリー、オリーブ、リコリス、ラベンダー、そしてエキゾチックなスパイスの要素がグラスから溢れ、質感は美しく、ミディアムからフルボディのエレガントな味わいを感じさせる。長く熟成できるワインで、向こう10年から12年は美味しく飲めるだろう。
シャトー・マリスが世界で人気を集めている理由は、ただ単に美味しいワインである、というだけではありません。
それは、流行を追いかけてではなく、イーデン氏が情熱を持って持続可能なワイン造りを行動に起こし、周りの人たちにも多くの影響を与えているからです。
ブドウを取り巻く環境を変えたことで、彼のワインの味は結果として劇的に向上したそうです。
年々高まる評価を聞きつけ、世界中のトップシェフから問い合わせがくるようになりました。
食に関わる環境問題に日ごろ注意を向ける偉大なシェフたちは、イーデン氏の考え方に共感し、また彼のワインの味わいにも満足して、シャトーマリスのワインをオンリストし続けています。
このような常連客が数年先まで予約を入れるため、シャトー・マリスの在庫は常に品薄状態。
今回ワインショップソムリエでも仕入れられたのはたった3種類でした。
この希少な日本初入荷のビオディナミワイン、ぜひともお試しください!!
彼はイギリスの貴族階級出身、1955年から英国首相を務めたサー・アンソニー・イーデンの一族の生まれでした。
とはいえ、彼はもともと政治の世界には身をおいておらず、代わりにワインの世界への強い情熱を持っていました。
フランスのブルゴーニュ地方を始め、イタリア、スペイン、オーストラリア、カリフォルニア・・・世界中のワイナリーで醸造家としての経験をつんできました。
1994年、彼はフランスへ渡り、自身のワイナリー造りの夢を実現させる為に動き始めました。そして、1997年、ラングドックに念願のワイナリー、シャトー・マリスを設立しました。
彼の夢とは、自然とともにあるワイナリー、ビオディナミ栽培で一からブドウを育て、自身の信じる最上のワインを造ることでした。
ロバート・イーデン氏の言葉
バイオダイナミクスとは、オーガニックの一種です。自然界の全てのものがつながっている、という考え方をします。
土壌、そこに生える植物、そこに生息する虫、動物、もちろんブドウもその環の中の一つです。この土壌にある全てがブドウのクオリティに影響を与えます。
私たちが、365日ある普通の使うカレンダーでなく、太陽と月の暦を重視するのも、このような環境全体のサイクルに私たちが適応するためです。
牡牛の角を使う、畑に水晶を撒く、一見奇異に見える方法も、全てこの考え方とつながっているのです。
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想と、 古代から伝わる農法をまとめ、体系化した方法。
化学薬品や化学肥料は不使用、月の満ち欠けや天体運行に合わせ て醸造を行ったり、多くのハーブを用いたり…と、 独特のスタイルを持ちます。
畑の土壌を固めすぎないため、また微生物や昆虫、動物の生態系を守るため、畑は昔ながらの馬による耕作です。
醸造所は、ちょうどストローベイルハウスのように、葦と粘土で造ったレンガで造られています。壁が自然素材であれば、コンクリートと違って内と外を空気・湿度が循環し呼応することができます。断熱効果も高いので、暖房も冷房も必要なく、一定の適温を保ってくれます。
また、セラーの壁は、ワイン造りで生まれるCO2を吸収し、強度を高めてくれます。
CO2削減にも貢献し、さらに建物も強くなるので、一石二鳥のセラーなのです。
フランス最大のワイン産地、ラングドック。かつては「水よりワインを多く飲む」と言われるフランスの人々、特に都市の労働者へ美味しいテーブルワインを供給する産地として知られていました。
しかし、昨今では、ラングドックの土壌、気候の特性から、高品質なワイン造りに適した産地として徐々に注目を集めるようになってきています。
遡れはおよそ2500年、ローマ時代からワインの銘醸地として名を馳せていた産地であるだけに、その多様な土壌、ミネラル、高い晴天率、強い風…品質の高いワインを生む可能性を備えていました。
1980年代以降、多様なテロワールを活かした、優れたラングドックワインが生まれるようになるとともに、世界的にも需要が増えてきた背景を踏まえ、ラングドックではワインをより分かりやすく、また品質向上の意図も含め、原産地呼称の階層化を進めてきました。
現在、ラングドック地方のAOCワインは、図のように3つの階層に大きく分かれています。
ピラミッドの底面にあたるAOCラングドックは、2007年にAOCコトー・ド・ラングドックの範囲を広げ、ラングドック・ルーシヨン地方の基層となる地方名アペラシオンとして定められました。コストパフォーマンスの高い、ラングドックワイン独自の味わいを楽しむ入門としての役割を持ちます。
その一つ上にあるのが「グラン・ヴァン」。
AOCの特殊性、品種の個性、テロワールの多様性を映すワイン。コルビエール、ミネルヴォア、サン・シニアン、フィトゥー、リムー、ピクプール・ド・ピネなどが挙げられています。
最上段に位置するのが「クリュ」です。
他地域であれば「特級(グラン・クリュ)」に相当する、最上位に当たるワイン。並外れた存在として、アイコンとなる素晴らしいワインを生む産地だけが認められます。現在6つのAOCが認定されています。
•AOC Corbières Boutenac(AOCコルビエール・ブートナック)
•AOC Minervois La Livinière(AOCミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール)
•AOC Saint-Chinian Berlou(AOCサン・シニアン・ベルル)
•AOC Saint-Chinian Roquebrun(AOCサン・シニアン・ロックブラン)
•AOC Faugères(AOCフォージェール)
•AOC La Clape(AOCラ・クラープ)
フランス南西部、スペインとも近い自然豊かな地域に広がるワイン産地で、赤ワインが特に有名な「ミネルヴォワ」(AOCグラン・ヴァンに認定されています)。
その中でも特に優れたワインを生む6つの村、
Azillanet, Azille, Cesseras, Félines Minervois, La Livinière, Siran この地域が、1999年、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエールに認定されました。
この6つの村は「モンターニュ・ノワール」と呼ばれる山の麓にあります。標高は100~400メートルで、風が非常に強く、ラングドックの中でも特に乾燥した地域として知られています。
土壌は主に石灰質で、シストや大理石が含まれる特殊な土壌がモザイクのように入り混じります。石灰質の大地がテーブル上に広がっていますが、丘陵地は粘土石灰質、石灰質の混じるマール(白泥質)土壌でワインにボリュームをもたらします。
標高が高く、風が強い立地から、他の地域に比べ昼夜の寒暖差が大きいことも、この地域の特徴です。
石灰質がベースの土壌と、この昼夜の寒暖差から、ボリューム感があって、香り豊かで酸味がくっきりと表現された、エレガントな味わいのワインに仕上がります。
ボルドーから車で3時間ほど東に、シャトー・マリスはあります。
醸造所は住所だけを頼りにすると見つけるのが難しい、と言うことでまずは事務所に行くことに。 迎えてくれたハンナさんはアメリカ人で、もともとフランス語の先生をしていたそうです。
彼女の案内に従って10分ほど車で走ると、ブドウ畑の中に醸造所が見えてきました。
今回ご案内してくれるのは、ロバート・エデンさんです。
イングランド北部のヨークシャー出身の彼は、18歳の時にオーストラリアに渡りワイン作りを始めたそうです。それから世界各国でワイン作りを勉強し、1988年にラングドックに引っ越してきました。
自然を尊ぶ彼のスタイルは、シャトー・マリスをラングドック・ルシオン地方で最初のデメテール認定ワイナリーに導きました。
訪問当日は生憎の天気だったので、ハンナさんにブドウ畑の写真を送ってもらいました。
ワイナリーの建物も、床のコンクリート以外は原料が自然界の物を使っています。 壁は一種の土壁で、大麻(おおあさ)の茎の部分と石灰質な土を混ぜ合わせて作られています。そこに木材を組み合わせて建物が作られています。 エデンさんはワイナリーを「生きた家」と表現していました。
アルコール発酵されるコンクリートタンクが置いてあるタンク室を越えるカーブに入ると、卵形のタンクがずらりと並んでいます。
2004年からこの卵形のコンクリートタンクが使われています。
コンクリートタンクの中身は通常だと塗料などでコーティングされますが、こちらは酸の一種が使われています。
酸をかけることで化学反応で表面に膜ができ、自然なコーティングができるそうです。
エデンさんと一緒に働いているベンジャマンさんによると、ここで作られるワインはステンレスなどの人工的な金属に触れられないようにされているそうです。
同じくカーヴには木樽が積まれています。 きちっと積まれた樽は圧巻です。
見学後に、シャトー・マリスのワインをテイスティングさせていただきました。
次回は晴れの日に訪れたいです!
オールド・スクール・ルージュ 2014年パーカーポイント89点獲得! ブラックベリーやダークチェリーを思わせるフレッシュでピュアな果実のアロマに オリーブ、緑コショウ、タイムやローズマリーの爽やかな香り。 味わいは重すぎず、酸味と甘み、渋みのバランスが取れた、飲み疲れしないタイプ。 口当たりがやわらかく、ぐいぐいと飲めてしまう、普段の食事に合わせたいワイン。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー90%、グルナッシュ10% |
オールド・スクール・ブラン トロピカルフルーツ、スイカズラや白桃を思わせる甘い香りに続き、レモンゼスト、ラムネを思わせる爽やかな香り、余韻にバターローストアーモンドの香ばしい香り。 酸味はそれほど強くなく、とてもフレッシュでバランスが取れて引き締まった味わい。 和食などシンプルな素材を活かした料理によく合います。 二日目になると香りがさらに開き、華やかな味わいになります。味わいにも旨みが感じられ、とても複雑に。野菜の出汁がしっかり出たプロヴァンス風、魚介出汁の美味しいパエリヤ、鯛めしやアサリの炊き込みごはんもお薦めです。 ●白ワイン・750ml ●ブドウ品種:ヴィオニエ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ |
ラ・トゥージュ 2013年パーカーポイント 91点獲得! ブラックベリーやカシス、プルーンの瑞々しい香り、タイムやローズマリー、黒コショウ、サンダルウッドの香り。口に含むと立体的な果実の香りが感じられ、シルキーな舌触りで酸味と甘みのバランスのとれた芯のある味わい、そして余韻に旨みが感じられる。 するりと喉を下るような艶やかで重量感のあるワインだが、味わいは軽やかでエレガントで飲みつかれしない、とても個性的なワイン。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー70%、グルナッシュ27%、カリニャン3% |
レ・ザンシャン このワインはシャトー・マリスの畑で最も古いブドウの樹、樹齢90年のゴブレ仕立てのカリニャンと、グルナッシュから作られます。畑は粘土質、石灰質、砂岩が混じる区画で、クリュの一つ、LA LIVINIERE(ラ・リヴィニエール)の中にあります。 ブドウはまずコンクリートタンク内で8日間、その後木製の開放桶で23度でアルコール発酵を行います。温度を徐々にあげて28度くらいで5週間の醸しを行います。その後卵形のコンクリートタンクへワインを移し、熟成させます。 濃いガーネットの色調、カシスやブラックベリー、プラムを思わせる黒系果実の香りに、タイムやミント、オレガノなどハーブの香り、ほんのり甘みのある葉巻タバコの香り、土っぽい香り、スパイスの香り。味わいはミディアムからフルボディ、凝縮した風味を持つが、酸味もあって決して重すぎない印象で、とてもフレッシュな心地よい飲み心地。滑らかな質感があり、果実味、酸味、渋みといった各要素が渾然となった味わい。カリニャンに由来する特徴的な酸味がポイント。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:カリニャン85% グルナッシュ15% |
レ・ザマンディエ レ・ザマンディエはラ・リヴィニエールの区画にある古木のシラー種から生み出されます。 畑はわずか1ヘクタール、粘土質と石灰質が入り交じる最上の区画です。 25度で発酵させた後、28度で醸しを木桶で行います。この5週間の間、ポンピングオーバーを行い、果実から香り、色素、渋みなどの抽出を促します。 熟成は16ヶ月間、Radoux 社の最上の樽、Radoux Blendの新樽で行います。 ※Radoux Blend : フランスにある樽のトップメーカーの一つ キルシュ(サクランボのブランデー)やブラックベリー、ブルーベリーの香り、続くようにアイリスの花を思わせるフローラルなブーケ、ダークチョコレートや葉巻タバコの甘い香り。 芳醇な、よく熟した果実を思わせるフルボディで、力強い味わい。ブラックベリーやオリーブ、リコリス、ラベンダー、ナツメグ、カルダモンを思わせるエキゾチックなスパイスの風味が混然となってグラスからあふれるように感じられます。果実味、酸味、渋みの各要素が突出することなく、きれいに収まった滑らかな質感を伴った味わいです。10~12年熟成させて、その味わいの変化を楽しむのもおすすめです。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー |
|| 商品名
|| テイスティングコメント
Robert Parker : One of my favorite estate in Languedoc, Chateau Maris is run by the talented and gregarious Brit, Robert Eden, who is the driving force behind the push toward biodynamic and sustainable farming in the region.
He has gone as far as building his new winery out of massive hemp "bricks", and it's a fabulous visit.
Located in the heart of the Minervois, in the cru of La Liviniere, the estate produces a bevy of wines, all of which are reasonably priced, and in most cases, represent incredible values.
私のもっとも好きなラングドックの生産者の一人、シャトー・マリスは、非常に社交的で才能溢れる醸造家、ロバート・イーデンの手により、バイオダイナミック農法を推し進めつつ、持続可能な次世代の考え方で運営されている。 彼のセラーは葦と粘土を使ってブロックをつくり、全て自然に帰すことができるのだ。 ミネルヴォワの中心地、ラ・リヴィニエール(La Liviniere)から生まれるワインは、とてもリーズナブルで、信じがたいほどの価値がある。
2014 オールド・スクール・ルージュ
2014 OLD SCHOOL ROUGE 89点 the value-priced Minervois Old School is a delicious mid-week drinker that offers plenty of juicy berry fruit, licorice and herbs in a bistro-styled, textured, easy-going package. It’s best enjoyed over the coming year or three.
このオールド・スクール・ルージュは、週末以外もワインを楽しむ人にとって、美味しく楽しめる手ごろ価格でヴァリューある1本だ。瑞々しいベリーを思わせるジューシー、リコリスやハーブを思わせる複雑味も加わり、テクスチュアのしっかりしたビストロスタイル、気楽なデザインでリラックスして楽しめる。向こう3年は楽しめるだろう。
2013 ラ・トージュ 2013 LA TOUGE 91点 la Touge is another rock-solid effort from this estate that represents a terrific value. Blackberries, blueberries, spice and pepper all emerge from this medium-bodied, forward, deliciously textured.
このミネルヴォワから生まれるシラー、「ラ・トージュ」は、不毛の岩石土壌からワイナリーの努力なくしては生み出すことのできない、並外れた価値ある1本である。
ミディアムボディの液体の中からブラックベリー、ブルーベリー、スパイス、黒コショウの風味が紡ぎだされ、目の詰まった、飲み応えのある美味へと流れるように続く。向こう5年ほどは美味しく飲めるだろう。
2014 レ・ザンシャン 2014 LES ANCIENS 91点 A mix of Carignan and Grenache, the 2014 Minervois la Liviniere les Anciens is a zippy, fresh, complex effort that gives up ample black and blue fruits, lots of crushed herbs, mint, and a kiss of game on both the nose and palate. Medium-bodied, fresh and lively, with the acid profile of Carignan, it should come together nicely once in bottle and keep through 2022.
カリニャンとグルナッシュから作られる、2014年のレ・ザンシャンは、とても活き活きとした、フレッシュなワインである。
ブルーベリー、カシス、ブラックベリー、プラムといった黒や青い果実、幾種ものハーブを砕いてミックスしたような香り、ミント、ジビエの肉、あるいはニカワを思わせる艶かしい香り…様々な要素がワインに複雑さを与えている。フレッシュで活き活きとした味わいのミディアムボディ、カリニャン種がもたらす酸味が味わいにアクセントを与える。この美味しさは2022年ごろまで続くだろう。
2014 レ・ザマンディエ
2014 LES AMANDIERS 94点 Almost always my favorite cuvee from Robert, the 2014 Minervois la Liviniere les Amandiers is a head turner that does everything right. Black raspberries, olives, licorice, lavender and exotic spice all emerge from the glass, and this medium to full-bodied beauty has both elegance and texture. It will have 10-12 years of overall longevity.
シャトーマリスのワインの中でほとんど毎回、このワインが私にとって最もお気に入りであるが、2014年のレ・ザマンディエは思わず振り返らずにはいられない、そんな見事なワインである。
ブラックベリー、オリーブ、リコリス、ラベンダー、そしてエキゾチックなスパイスの要素がグラスから溢れ、質感は美しく、ミディアムからフルボディのエレガントな味わいを感じさせる。長く熟成できるワインで、向こう10年から12年は美味しく飲めるだろう。
シャトー・マリスが世界で人気を集めている理由は、ただ単に美味しいワインである、というだけではありません。
それは、流行を追いかけてではなく、イーデン氏が情熱を持って持続可能なワイン造りを行動に起こし、周りの人たちにも多くの影響を与えているからです。
ブドウを取り巻く環境を変えたことで、彼のワインの味は結果として劇的に向上したそうです。
年々高まる評価を聞きつけ、世界中のトップシェフから問い合わせがくるようになりました。
食に関わる環境問題に日ごろ注意を向ける偉大なシェフたちは、イーデン氏の考え方に共感し、また彼のワインの味わいにも満足して、シャトーマリスのワインをオンリストし続けています。
このような常連客が数年先まで予約を入れるため、シャトー・マリスの在庫は常に品薄状態。
今回ワインショップソムリエでも仕入れられたのはたった3種類でした。
この希少な日本初入荷のビオディナミワイン、ぜひともお試しください!!
彼はイギリスの貴族階級出身、1955年から英国首相を務めたサー・アンソニー・イーデンの一族の生まれでした。
とはいえ、彼はもともと政治の世界には身をおいておらず、代わりにワインの世界への強い情熱を持っていました。
フランスのブルゴーニュ地方を始め、イタリア、スペイン、オーストラリア、カリフォルニア・・・世界中のワイナリーで醸造家としての経験をつんできました。
1994年、彼はフランスへ渡り、自身のワイナリー造りの夢を実現させる為に動き始めました。そして、1997年、ラングドックに念願のワイナリー、シャトー・マリスを設立しました。
彼の夢とは、自然とともにあるワイナリー、ビオディナミ栽培で一からブドウを育て、自身の信じる最上のワインを造ることでした。
ロバート・イーデン氏の言葉
バイオダイナミクスとは、オーガニックの一種です。自然界の全てのものがつながっている、という考え方をします。
土壌、そこに生える植物、そこに生息する虫、動物、もちろんブドウもその環の中の一つです。この土壌にある全てがブドウのクオリティに影響を与えます。
私たちが、365日ある普通の使うカレンダーでなく、太陽と月の暦を重視するのも、このような環境全体のサイクルに私たちが適応するためです。
牡牛の角を使う、畑に水晶を撒く、一見奇異に見える方法も、全てこの考え方とつながっているのです。
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想と、 古代から伝わる農法をまとめ、体系化した方法。
化学薬品や化学肥料は不使用、月の満ち欠けや天体運行に合わせ て醸造を行ったり、多くのハーブを用いたり…と、 独特のスタイルを持ちます。
畑の土壌を固めすぎないため、また微生物や昆虫、動物の生態系を守るため、畑は昔ながらの馬による耕作です。
醸造所は、ちょうどストローベイルハウスのように、葦と粘土で造ったレンガで造られています。壁が自然素材であれば、コンクリートと違って内と外を空気・湿度が循環し呼応することができます。断熱効果も高いので、暖房も冷房も必要なく、一定の適温を保ってくれます。
また、セラーの壁は、ワイン造りで生まれるCO2を吸収し、強度を高めてくれます。
CO2削減にも貢献し、さらに建物も強くなるので、一石二鳥のセラーなのです。
フランス最大のワイン産地、ラングドック。かつては「水よりワインを多く飲む」と言われるフランスの人々、特に都市の労働者へ美味しいテーブルワインを供給する産地として知られていました。
しかし、昨今では、ラングドックの土壌、気候の特性から、高品質なワイン造りに適した産地として徐々に注目を集めるようになってきています。
遡れはおよそ2500年、ローマ時代からワインの銘醸地として名を馳せていた産地であるだけに、その多様な土壌、ミネラル、高い晴天率、強い風…品質の高いワインを生む可能性を備えていました。
1980年代以降、多様なテロワールを活かした、優れたラングドックワインが生まれるようになるとともに、世界的にも需要が増えてきた背景を踏まえ、ラングドックではワインをより分かりやすく、また品質向上の意図も含め、原産地呼称の階層化を進めてきました。
現在、ラングドック地方のAOCワインは、図のように3つの階層に大きく分かれています。
ピラミッドの底面にあたるAOCラングドックは、2007年にAOCコトー・ド・ラングドックの範囲を広げ、ラングドック・ルーシヨン地方の基層となる地方名アペラシオンとして定められました。コストパフォーマンスの高い、ラングドックワイン独自の味わいを楽しむ入門としての役割を持ちます。
その一つ上にあるのが「グラン・ヴァン」。
AOCの特殊性、品種の個性、テロワールの多様性を映すワイン。コルビエール、ミネルヴォア、サン・シニアン、フィトゥー、リムー、ピクプール・ド・ピネなどが挙げられています。
最上段に位置するのが「クリュ」です。
他地域であれば「特級(グラン・クリュ)」に相当する、最上位に当たるワイン。並外れた存在として、アイコンとなる素晴らしいワインを生む産地だけが認められます。現在6つのAOCが認定されています。
•AOC Corbières Boutenac(AOCコルビエール・ブートナック)
•AOC Minervois La Livinière(AOCミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール)
•AOC Saint-Chinian Berlou(AOCサン・シニアン・ベルル)
•AOC Saint-Chinian Roquebrun(AOCサン・シニアン・ロックブラン)
•AOC Faugères(AOCフォージェール)
•AOC La Clape(AOCラ・クラープ)
フランス南西部、スペインとも近い自然豊かな地域に広がるワイン産地で、赤ワインが特に有名な「ミネルヴォワ」(AOCグラン・ヴァンに認定されています)。
その中でも特に優れたワインを生む6つの村、
Azillanet, Azille, Cesseras, Félines Minervois, La Livinière, Siran この地域が、1999年、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエールに認定されました。
この6つの村は「モンターニュ・ノワール」と呼ばれる山の麓にあります。標高は100~400メートルで、風が非常に強く、ラングドックの中でも特に乾燥した地域として知られています。
土壌は主に石灰質で、シストや大理石が含まれる特殊な土壌がモザイクのように入り混じります。石灰質の大地がテーブル上に広がっていますが、丘陵地は粘土石灰質、石灰質の混じるマール(白泥質)土壌でワインにボリュームをもたらします。
標高が高く、風が強い立地から、他の地域に比べ昼夜の寒暖差が大きいことも、この地域の特徴です。
石灰質がベースの土壌と、この昼夜の寒暖差から、ボリューム感があって、香り豊かで酸味がくっきりと表現された、エレガントな味わいのワインに仕上がります。
ボルドーから車で3時間ほど東に、シャトー・マリスはあります。
醸造所は住所だけを頼りにすると見つけるのが難しい、と言うことでまずは事務所に行くことに。 迎えてくれたハンナさんはアメリカ人で、もともとフランス語の先生をしていたそうです。
彼女の案内に従って10分ほど車で走ると、ブドウ畑の中に醸造所が見えてきました。
今回ご案内してくれるのは、ロバート・エデンさんです。
イングランド北部のヨークシャー出身の彼は、18歳の時にオーストラリアに渡りワイン作りを始めたそうです。それから世界各国でワイン作りを勉強し、1988年にラングドックに引っ越してきました。
自然を尊ぶ彼のスタイルは、シャトー・マリスをラングドック・ルシオン地方で最初のデメテール認定ワイナリーに導きました。
訪問当日は生憎の天気だったので、ハンナさんにブドウ畑の写真を送ってもらいました。
ワイナリーの建物も、床のコンクリート以外は原料が自然界の物を使っています。 壁は一種の土壁で、大麻(おおあさ)の茎の部分と石灰質な土を混ぜ合わせて作られています。そこに木材を組み合わせて建物が作られています。 エデンさんはワイナリーを「生きた家」と表現していました。
アルコール発酵されるコンクリートタンクが置いてあるタンク室を越えるカーブに入ると、卵形のタンクがずらりと並んでいます。
2004年からこの卵形のコンクリートタンクが使われています。
コンクリートタンクの中身は通常だと塗料などでコーティングされますが、こちらは酸の一種が使われています。
酸をかけることで化学反応で表面に膜ができ、自然なコーティングができるそうです。
エデンさんと一緒に働いているベンジャマンさんによると、ここで作られるワインはステンレスなどの人工的な金属に触れられないようにされているそうです。
同じくカーヴには木樽が積まれています。 きちっと積まれた樽は圧巻です。
見学後に、シャトー・マリスのワインをテイスティングさせていただきました。
次回は晴れの日に訪れたいです!
オールド・スクール・ルージュ 2014年パーカーポイント89点獲得! ブラックベリーやダークチェリーを思わせるフレッシュでピュアな果実のアロマに オリーブ、緑コショウ、タイムやローズマリーの爽やかな香り。 味わいは重すぎず、酸味と甘み、渋みのバランスが取れた、飲み疲れしないタイプ。 口当たりがやわらかく、ぐいぐいと飲めてしまう、普段の食事に合わせたいワイン。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー90%、グルナッシュ10% |
オールド・スクール・ブラン トロピカルフルーツ、スイカズラや白桃を思わせる甘い香りに続き、レモンゼスト、ラムネを思わせる爽やかな香り、余韻にバターローストアーモンドの香ばしい香り。 酸味はそれほど強くなく、とてもフレッシュでバランスが取れて引き締まった味わい。 和食などシンプルな素材を活かした料理によく合います。 二日目になると香りがさらに開き、華やかな味わいになります。味わいにも旨みが感じられ、とても複雑に。野菜の出汁がしっかり出たプロヴァンス風、魚介出汁の美味しいパエリヤ、鯛めしやアサリの炊き込みごはんもお薦めです。 ●白ワイン・750ml ●ブドウ品種:ヴィオニエ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ |
ラ・トゥージュ 2013年パーカーポイント 91点獲得! ブラックベリーやカシス、プルーンの瑞々しい香り、タイムやローズマリー、黒コショウ、サンダルウッドの香り。口に含むと立体的な果実の香りが感じられ、シルキーな舌触りで酸味と甘みのバランスのとれた芯のある味わい、そして余韻に旨みが感じられる。 するりと喉を下るような艶やかで重量感のあるワインだが、味わいは軽やかでエレガントで飲みつかれしない、とても個性的なワイン。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー70%、グルナッシュ27%、カリニャン3% |
レ・ザンシャン このワインはシャトー・マリスの畑で最も古いブドウの樹、樹齢90年のゴブレ仕立てのカリニャンと、グルナッシュから作られます。畑は粘土質、石灰質、砂岩が混じる区画で、クリュの一つ、LA LIVINIERE(ラ・リヴィニエール)の中にあります。 ブドウはまずコンクリートタンク内で8日間、その後木製の開放桶で23度でアルコール発酵を行います。温度を徐々にあげて28度くらいで5週間の醸しを行います。その後卵形のコンクリートタンクへワインを移し、熟成させます。 濃いガーネットの色調、カシスやブラックベリー、プラムを思わせる黒系果実の香りに、タイムやミント、オレガノなどハーブの香り、ほんのり甘みのある葉巻タバコの香り、土っぽい香り、スパイスの香り。味わいはミディアムからフルボディ、凝縮した風味を持つが、酸味もあって決して重すぎない印象で、とてもフレッシュな心地よい飲み心地。滑らかな質感があり、果実味、酸味、渋みといった各要素が渾然となった味わい。カリニャンに由来する特徴的な酸味がポイント。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:カリニャン85% グルナッシュ15% |
レ・ザマンディエ レ・ザマンディエはラ・リヴィニエールの区画にある古木のシラー種から生み出されます。 畑はわずか1ヘクタール、粘土質と石灰質が入り交じる最上の区画です。 25度で発酵させた後、28度で醸しを木桶で行います。この5週間の間、ポンピングオーバーを行い、果実から香り、色素、渋みなどの抽出を促します。 熟成は16ヶ月間、Radoux 社の最上の樽、Radoux Blendの新樽で行います。 ※Radoux Blend : フランスにある樽のトップメーカーの一つ キルシュ(サクランボのブランデー)やブラックベリー、ブルーベリーの香り、続くようにアイリスの花を思わせるフローラルなブーケ、ダークチョコレートや葉巻タバコの甘い香り。 芳醇な、よく熟した果実を思わせるフルボディで、力強い味わい。ブラックベリーやオリーブ、リコリス、ラベンダー、ナツメグ、カルダモンを思わせるエキゾチックなスパイスの風味が混然となってグラスからあふれるように感じられます。果実味、酸味、渋みの各要素が突出することなく、きれいに収まった滑らかな質感を伴った味わいです。10~12年熟成させて、その味わいの変化を楽しむのもおすすめです。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:シラー |
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
レ・ザマンディエ
シャトー・マリス
フランス・ラングドック
キルシュ(サクランボのブランデー)やブラックベリー、ブルーベリーの香り、続くようにアイリスの花を思わせるフローラルなブーケ、ダークチョコレートや葉巻タバコの甘い香り。
芳醇な、よく熟した果実を思わせるフルボディで、力強い味わい。ブラックベリーやオリーブ、リコリス、ラベンダー、ナツメグ、カルダモンを思わせるエキゾチックなスパイスの風味が混然となってグラスからあふれるように感じられます。果実味、酸味、渋みの各要素が突出することなく、きれいに収まった滑らかな質感を伴った味わいです。10~12年熟成させて、その味わいの変化を楽しむのもおすすめです。
ワイン名 (原語) |
レ・ザマンディエ(LES AMANDIERS) |
生産者名(原語) | シャトー・マリス(CHATEAU MARIS) |
原産国・地域 | フランス・ラングドック |
原産地呼称 (AOC) |
ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール (MINERVOIS-LA-LIVINIERE) |
ヴィンテージ | 2014年 |
ぶどう品種 (栽培面積比) |
シラー(ヴィエイユ・ヴィーニュ) |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
ビオディナミ栽培 レ・ザマンディエはラ・リヴィニエールの区画にある古木のシラー種から生み出されます。 畑はわずか1ヘクタール、粘土質と石灰質が入り交じる最上の区画です。 25度で発酵させた後、28度で醸しを木桶で行います。この5週間の間、ポンピングオーバーを行い、果実から香り、色素、渋みなどの抽出を促します。 熟成は16ヶ月間、Radoux 社の最上の樽、Radoux Blendの新樽で行います。 |
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