CHATEAU LA LAGUNE
シャトー・ラ・ラギューヌ
CHATEAU LA LAGUNE | シャトー・ラ・ラギューヌ
シャトー・ラ・ラギューヌはメドック地区の入り口部分にあり、メドックの中でも最もボルドーに近い場所に位置しています。
畑が砂礫と軽い砂利で構成されていることから、非常に“グラーヴ的なワイン”だと評されることも多くなります。
しかし、評論家によっては、“ポムロール的”とも“ブルゴーニュ的”とも評価していたりして、飲み手によって色々な特徴を感じさせるワインです。
1886年、ボルドー全体がブドウの害虫「フィロキセラ」による被害に遭い、経済的な危機に直面しました。
しかし、そんな時にも関わらず、仲買人のセーズ氏がシャトーを購入し、大損害を被ったシャトーを元の地位にまで回復させました。
世界中からの賞賛を受けながら、セーズ家はこれから1世紀半にわたって、シャトーを所有し続けました。
しかし第2次世界大戦後、敷地は数十haごとに分割され、非常に困難な状態に陥ってしまいました。
1958年まではシャトーは荒れ果てていて、「3級の位置に戻すのは困難だろう」と言われていた時期もありました。しかし、同年にシャトーを購入したジョルジュ・ブリュネ氏という一人の起業家によって、シャトーは完全に生まれ変わり、その品質は飛躍的に回復したことでも有名となりました。
その後、オーナーは代わったものの、その品質は落ちることなく向上を続けています。
ラギューヌのワインは、とても力強く、リッチで肉付きの良く、ブラックチェリーの香りが特徴的。
現在、若い女性醸造家であるカロリン・フレイさんとそのスタッフの手によって、さらなる品質向上に向けての努力が続けられています。