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手摘み収穫後、100%徐梗した果実を使用。温度管理を行いつつ、30日間発酵・醸しを行い、その間ルモンタージュを適宜行います。ここまでのプロセスで破砕は行いません。そのため、非常にピュアな、ブドウの繊細な風味だけを抽出することができます。
コンクリートタンク内で18か月間かけて安定させます。この間にワインは複雑味を増します。 清澄は重力を利用した自然な方法のみで、フィルターがけは行いません。
2018年10月18日、多くのソムリエやジャーナリスト向けに、エリック・ファーブル氏のセミナーが開催されました。
この時、エリック氏から特別にお譲りいただいたのが、このクラシック・ルージュ2005年です。
フランスでは世紀の当たり年として有名な2005年。エリック氏の畑でも特別優れたブドウから、長期熟成のポテンシャルが高いワインが出来上がったそうです。
エリック氏は、このワインのうち、一部を熟成用に保管しました。10年以上を経て、2018年に試飲してみたところ、満足のいく仕上がりだったため、満を持してお披露目となりました。
10年を超えたものが、3000円以下で買えるのは本当に希少なこと。しかも、生産者は確かな腕を持つ、シャトー・ラフィット元醸造長とくれば、買わない理由はありません。現行ヴィンテージと比較試飲してみるのも興味深いですね。
因みに、今回入荷の2005年は旧ラベル!現在のラベルとは異なります。
優雅なシャトーの外観入りで、クラシカルな雰囲気も感じられる1本です。
ムールヴェードルは、滑らかなタンニンをもってワインの骨格を造ります。シラーは果実味とスパイシーな風味を、グルナッシュは柔らかい質感とボリュームをワインに与えます。余韻にミントを思わせる爽やかな香りが僅かに漂うのは、クラープのテロワールに因るものです。私がこのワインを作る上で重視したのは、滑らかでバランスが良く、あれこれ考えずにシンプルに美味しく飲める事です。難しくとらえず、このワインを楽しんでください。
優しい、赤系ベリーの果実味とともに、ミント、森の下生えの甘い香り、鉛筆の芯を思わせる香り。口に含むと、甘味、酸味、渋みの調和のとれた味わい、微細なタンニンがまだ感じられます。ミントの余韻は、ボルドーの左岸にも特徴的ですが、エリック・ファーブル氏の話では、このクラープのワインの特徴でもある、との事。熟成10年を経ても、その爽やかな余韻は健在です。熟成で引き出された甘味とコクは、フォーマルな食事にもよくマッチします。
レンズ豆と羊の煮込み料理や、フォワグラ入りのパテ・アン・クルートなど、柔らかく滑らかな質感で、深みのある味わいの料理と良く合います。
エリック・ファーブルは、シャトー・ラフィット・ロートシルトを離れた後、自身のワイナリー設立のため、1994年から7年に渡り、忙しい日々の合間を縫って南仏の畑を訪ね歩きました。そして、ついに一つの魅力的な畑にたどり着きました。
それがシャトー・リヴィエール・ル・オーでした。
1789年に作られた城館。ブドウ畑は緩やかな斜面に広がり、見下ろしたその先には地中海の美しい海岸が一望できました。畑には魅力的な石積みの小屋(Mas)まで綺麗に残されていました。エリックは、一目でこのシャトーに魅了されました。そして、この歴史あるシャトーを受け継ぎ育ててゆくことを決心したのです。今やラングドック最高峰“クリュ”に認定されるラ・クラープの畑に、ボルドー最高峰で培った技を惜しみなく注ぎ、情熱のままにワイン造りに取り組んでいます。
醸造家エリック・ファーブルの経歴
1978年~1986年エリック・ファーブルの息子、ヴィアンネは偉大な醸造家・栽培家である父エリック・ファーブルの技を受け継ぐべく、現在シャトー・リヴィエール・ル・オーでともに仕事に励んでいます。彼はボルドーで栽培・醸造について学んだ後、パリへ出てビジネススクールで経営を学びます。
その後、有名なシャンパーニュメゾン「ボランジェ」の営業職として、5年間世界各地を飛び回る生活を送っていました。
2010年から家族のいるラ・クラープへ移り住み、シャトー・リヴィエール・ル・オーで栽培・ワイン造りに取り組んでいます。
※ガリーグ(Garrigues)とは、ラベンダーやローズマリー等、低木の植物で形成される林の事です。主に地中海沿いの石灰質土壌に見られる風景で、強い日差しと乾燥した空気、アルカリ性土壌の元で形成されます。
※HVEとは、2011年からスタートした認証です。生物多様性、次世代へ引き継げる循環型農法をベースに制定される認証です。
■ワインの骨格を作るブドウ
赤ワイン:ムールヴェードル / 白ワイン:ブールブラン
■ワインにボリューム感、果実味を与えるブドウ
赤ワイン:グルナッシュ / 白ワイン:グルナッシュ・ブラン
■ワインに果実味や華やかさ、スパイス、余韻など特徴をもたらすブドウ
赤ワイン:シラー / 白ワイン:ルーサンヌ・マルサンヌ
ラングドック2つ目の訪問は、シャトー・リヴィエール・ル・オー。
こちらも住所だけを頼りに行くにはなかなか難しい場所にあります。
小さな町をいくつか超えて田舎道を進んでいき、自然豊かな風景の中にこのワイナリーが見えてきます。
到着して周りを見渡すと、海も見えるとても素敵な場所でした。
このシャトーのオーナーは、エリック・ファーブルさん。
彼は元々ボルドーの5大シャトーの、シャトー・ラフィット・ロートシルトで醸造家として働いていました。
ブドウ品種のムルヴェードルに魅せられていた彼は、このブドウの産地で有名なプロヴァンスのバンドールなどで理想的なブドウ畑を探したのちに、2000年代に入ってからラングドックのこの場所に移住しました。
ラ・クラップと言う名のこの土地は、もともと紀元前100年ほど前にフェニキア人の入植によって開拓されたそうです。
元々島だった場所で、周りよりも小高くなっています。
今回の訪問では生憎の雨で海は見えませんでしたが、晴れの日はブドウ畑の奥の方に海が広がっているのが見えます。
エリックさんと、息子のヴィアンネさんがワイナリーを見学させてくれ、奥様のクリスティーヌさんにお昼ご飯のおもてなしをしていただきました。
奥様が作られたテリーヌは、深海魚のロットと言うお魚をベースにお野菜や卵にふわりとしたクリームが添えてありました。
絶品でした!
エリックさんは、「自分が美味しいワインを作り、奥様が美味しい料理を作るから夫婦生活が長続きしているんだ」とおっしゃってました。
お食事の時にはリヴィエール・ル・オーの白、ロゼを頂きました。
食事の後はすぐ横にある醸造所へ。
醸造所自体は二階建てになっており、上の階に直接ブドウが運ばれます。
建物の裏側は入口よりも高い位置になり、裏口から直接トラックでブドウが運べるようになっています。
アルコール発酵が行われるコンクリートタンクは、80年代のクラシックな黄緑色のタイルで覆われています。
その奥にはステンレスタンクも見えます。
2階部分に直接運ばれたブドウは、無理な力をかけられることなく一階部分のタンクに運ばれます。
タンク室の横は貯蔵室になっています。
ここでは赤ワインが貯蔵され、白とロゼワインはまた別の所で貯蔵しているそうです。
樽は直接積まれておらす、黒の枠の上に置かれています。
これによって樽ごとに動かすのがスムーズになります。何列にもわたってワインが貯蔵されています。
次回は日本で会いましょうとお話しして、シャトー訪問を終えました。 次回は晴れた日に訪れて、ぜひ海の見える風景を楽しみたいものです。
|| 商品名
|| テイスティングコメント
手摘み収穫後、100%徐梗した果実を使用。温度管理を行いつつ、30日間発酵・醸しを行い、その間ルモンタージュを適宜行います。ここまでのプロセスで破砕は行いません。そのため、非常にピュアな、ブドウの繊細な風味だけを抽出することができます。
コンクリートタンク内で18か月間かけて安定させます。この間にワインは複雑味を増します。 清澄は重力を利用した自然な方法のみで、フィルターがけは行いません。
2018年10月18日、多くのソムリエやジャーナリスト向けに、エリック・ファーブル氏のセミナーが開催されました。
この時、エリック氏から特別にお譲りいただいたのが、このクラシック・ルージュ2005年です。
フランスでは世紀の当たり年として有名な2005年。エリック氏の畑でも特別優れたブドウから、長期熟成のポテンシャルが高いワインが出来上がったそうです。
エリック氏は、このワインのうち、一部を熟成用に保管しました。10年以上を経て、2018年に試飲してみたところ、満足のいく仕上がりだったため、満を持してお披露目となりました。
10年を超えたものが、3000円以下で買えるのは本当に希少なこと。しかも、生産者は確かな腕を持つ、シャトー・ラフィット元醸造長とくれば、買わない理由はありません。現行ヴィンテージと比較試飲してみるのも興味深いですね。
因みに、今回入荷の2005年は旧ラベル!現在のラベルとは異なります。
優雅なシャトーの外観入りで、クラシカルな雰囲気も感じられる1本です。
ムールヴェードルは、滑らかなタンニンをもってワインの骨格を造ります。シラーは果実味とスパイシーな風味を、グルナッシュは柔らかい質感とボリュームをワインに与えます。余韻にミントを思わせる爽やかな香りが僅かに漂うのは、クラープのテロワールに因るものです。私がこのワインを作る上で重視したのは、滑らかでバランスが良く、あれこれ考えずにシンプルに美味しく飲める事です。難しくとらえず、このワインを楽しんでください。
優しい、赤系ベリーの果実味とともに、ミント、森の下生えの甘い香り、鉛筆の芯を思わせる香り。口に含むと、甘味、酸味、渋みの調和のとれた味わい、微細なタンニンがまだ感じられます。ミントの余韻は、ボルドーの左岸にも特徴的ですが、エリック・ファーブル氏の話では、このクラープのワインの特徴でもある、との事。熟成10年を経ても、その爽やかな余韻は健在です。熟成で引き出された甘味とコクは、フォーマルな食事にもよくマッチします。
レンズ豆と羊の煮込み料理や、フォワグラ入りのパテ・アン・クルートなど、柔らかく滑らかな質感で、深みのある味わいの料理と良く合います。
エリック・ファーブルは、シャトー・ラフィット・ロートシルトを離れた後、自身のワイナリー設立のため、1994年から7年に渡り、忙しい日々の合間を縫って南仏の畑を訪ね歩きました。そして、ついに一つの魅力的な畑にたどり着きました。
それがシャトー・リヴィエール・ル・オーでした。
1789年に作られた城館。ブドウ畑は緩やかな斜面に広がり、見下ろしたその先には地中海の美しい海岸が一望できました。畑には魅力的な石積みの小屋(Mas)まで綺麗に残されていました。エリックは、一目でこのシャトーに魅了されました。そして、この歴史あるシャトーを受け継ぎ育ててゆくことを決心したのです。今やラングドック最高峰“クリュ”に認定されるラ・クラープの畑に、ボルドー最高峰で培った技を惜しみなく注ぎ、情熱のままにワイン造りに取り組んでいます。
醸造家エリック・ファーブルの経歴
1978年~1986年エリック・ファーブルの息子、ヴィアンネは偉大な醸造家・栽培家である父エリック・ファーブルの技を受け継ぐべく、現在シャトー・リヴィエール・ル・オーでともに仕事に励んでいます。彼はボルドーで栽培・醸造について学んだ後、パリへ出てビジネススクールで経営を学びます。
その後、有名なシャンパーニュメゾン「ボランジェ」の営業職として、5年間世界各地を飛び回る生活を送っていました。
2010年から家族のいるラ・クラープへ移り住み、シャトー・リヴィエール・ル・オーで栽培・ワイン造りに取り組んでいます。
※ガリーグ(Garrigues)とは、ラベンダーやローズマリー等、低木の植物で形成される林の事です。主に地中海沿いの石灰質土壌に見られる風景で、強い日差しと乾燥した空気、アルカリ性土壌の元で形成されます。
※HVEとは、2011年からスタートした認証です。生物多様性、次世代へ引き継げる循環型農法をベースに制定される認証です。
■ワインの骨格を作るブドウ
赤ワイン:ムールヴェードル / 白ワイン:ブールブラン
■ワインにボリューム感、果実味を与えるブドウ
赤ワイン:グルナッシュ / 白ワイン:グルナッシュ・ブラン
■ワインに果実味や華やかさ、スパイス、余韻など特徴をもたらすブドウ
赤ワイン:シラー / 白ワイン:ルーサンヌ・マルサンヌ
ラングドック2つ目の訪問は、シャトー・リヴィエール・ル・オー。
こちらも住所だけを頼りに行くにはなかなか難しい場所にあります。
小さな町をいくつか超えて田舎道を進んでいき、自然豊かな風景の中にこのワイナリーが見えてきます。
到着して周りを見渡すと、海も見えるとても素敵な場所でした。
このシャトーのオーナーは、エリック・ファーブルさん。
彼は元々ボルドーの5大シャトーの、シャトー・ラフィット・ロートシルトで醸造家として働いていました。
ブドウ品種のムルヴェードルに魅せられていた彼は、このブドウの産地で有名なプロヴァンスのバンドールなどで理想的なブドウ畑を探したのちに、2000年代に入ってからラングドックのこの場所に移住しました。
ラ・クラップと言う名のこの土地は、もともと紀元前100年ほど前にフェニキア人の入植によって開拓されたそうです。
元々島だった場所で、周りよりも小高くなっています。
今回の訪問では生憎の雨で海は見えませんでしたが、晴れの日はブドウ畑の奥の方に海が広がっているのが見えます。
エリックさんと、息子のヴィアンネさんがワイナリーを見学させてくれ、奥様のクリスティーヌさんにお昼ご飯のおもてなしをしていただきました。
奥様が作られたテリーヌは、深海魚のロットと言うお魚をベースにお野菜や卵にふわりとしたクリームが添えてありました。
絶品でした!
エリックさんは、「自分が美味しいワインを作り、奥様が美味しい料理を作るから夫婦生活が長続きしているんだ」とおっしゃってました。
お食事の時にはリヴィエール・ル・オーの白、ロゼを頂きました。
食事の後はすぐ横にある醸造所へ。
醸造所自体は二階建てになっており、上の階に直接ブドウが運ばれます。
建物の裏側は入口よりも高い位置になり、裏口から直接トラックでブドウが運べるようになっています。
アルコール発酵が行われるコンクリートタンクは、80年代のクラシックな黄緑色のタイルで覆われています。
その奥にはステンレスタンクも見えます。
2階部分に直接運ばれたブドウは、無理な力をかけられることなく一階部分のタンクに運ばれます。
タンク室の横は貯蔵室になっています。
ここでは赤ワインが貯蔵され、白とロゼワインはまた別の所で貯蔵しているそうです。
樽は直接積まれておらす、黒の枠の上に置かれています。
これによって樽ごとに動かすのがスムーズになります。何列にもわたってワインが貯蔵されています。
次回は日本で会いましょうとお話しして、シャトー訪問を終えました。 次回は晴れた日に訪れて、ぜひ海の見える風景を楽しみたいものです。
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
クラシック・ルージュ 2005
シャトー・リヴィエール・ル・オー
フランス・ラングドック
優しい、赤系ベリーの果実味とともに、ミント、森の下生えの甘い香り、鉛筆の芯を思わせる香り。口に含むと、甘味、酸味、渋みの調和のとれた味わい、微細なタンニンがまだ感じられます。ミントの余韻は、ボルドーの左岸にも特徴的ですが、エリック・ファーブル氏の話では、このクラープのワインの特徴でもある、との事。熟成10年を経ても、その爽やかな余韻は健在です。熟成で引き出された甘味とコクは、フォーマルな食事にもよくマッチします。
レンズ豆と羊の煮込み料理や、フォワグラ入りのパテ・アン・クルートなど、柔らかく滑らかな質感で、深みのある味わいの料理と良く合います。
ワイン名(原語) | クラシック・ルージュ シャトー・リヴィエール・ル・オー (CHATEAU RIVIERE LE HAUT CLASSIQUE ROUGE) |
原産国・地域 | フランス・ラングドック |
原産地呼称(AOC) | ラ・クラープ(LA CLAPE) |
ヴィンテージ | 2005年 |
ぶどう品種(栽培比率) | シラー40%、グルナッシュ40%、ムールヴェドル20% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
特徴 | 収量:35hl/ha 平均樹齢:28年 発酵:コンクリートタンク 熟成:コンクリートタンクで18か月熟成、瓶詰後さらに6か月熟成 |
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