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複雑味が魅力の重厚なワイン
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【パーカーコメント】
2009年のシャトーヌフ・デュ・パプ(95%グルナッシュ、5%シラーでセメントタンクで熟成された)は、森の下生えやキルシュ(さくらんぼ)リキュール、ラズベリーの香りに溢れ、ミディアムからフルボディ、口に触れるだけで豪奢な質感を覚える。
シルクのように滑らかなタンニン、飲む人を興奮させるような長い余韻が印象的。
リリースから10年以内が、この美しいワインを楽しむべき最初の期間である。
ドミニクグランジョンとバプティスト・グランジョン、この二人の若い作り手は、シャトーヌフ・デュ・パプで今まさに輝き始めたスター、新進気鋭の作り手である、と私が言うのに異議を唱える人は、もはやいないだろう。
この5年から6年の間、彼らはブドウ畑を独自のビオディナミ的な手入れをすることで、劇的に品質を高めた。
2005年は輝くような品質だった。
2007年は、これまで味わった彼らのワインの中で最も素晴らしい年であったと思う。
そして2009年は、同じくらい素晴らしいものである。
濃い色調。香りは、クリーンな印象の、プラムやブラックベリーといった、黒系果実が主体。
ピュアな果実味が選果の厳しさをうかがわせる。全体としてモダンなスタイルのシャトーヌフ・デュ・パプ。 10年以上の長期熟成はもちろん可能だが、1回目の花開いた状態として今楽しむことをおすすめしたい。
日本ではまだまだ知名度はありませんが、フランスではボルドー、ブルゴーニュに並ぶ一大名産地がここ「ローヌ」地方!!
パリから電車(TGV)で南へ下ることわずか2時間ちょっと、名醸地ブルゴーニュの南に広がるのがローヌ地方です。フランス地方料理がたっぷり味わえるビストロあり、反面三ツ星レストランの中でもとびきり有名な「ポール・ボキューズ」があったりと、単に高級なだけでなく、深く広く、厚みのある食文化が根付いているのがこのローヌ地方です。
フランス地方料理がたっぷり味わえるビストロあり、反面三ツ星レストランの中でもとびきり有名な「ポール・ボキューズ」があったりと、単に高級なだけでなく、深く広く、厚みのある食文化が根付いているのがこのローヌ地方です。
そんなローヌのワインは、同様の魅力をもちます。気軽なものから世界有数の銘酒まで。わかりやすく美味しい「コート・デュ・ローヌ」は、フランスのワイン食堂、ビストロの定番ワイン!!
飲みやすいのに、濃密でスパイシー、果実味がぎっしりと詰まった、濃い色のワインが生み出されます。
しかし、そんな気軽なワインとは対象的に、一流レストランが喉から手が出るほどに欲しがる重厚感あるワイン、「コート・ロティ」や、「シャトーヌフ・デュ・パプ」といった銘酒も生み出します。 特に冬場、ジビエ(狩猟でとらえた野生の動物の肉を使った料理。鹿、イノシシ、山うずら、野兎など。)に合わせるならば、ボルドーやブルゴーニュではなく、このローヌがベスト。
ジビエの持つ独特の濃い味わいに対抗できるのは、この珠玉のローヌワインだけです。このように、懐深く、フランスの定食屋から三ツ星レストランまで、幅広く人々の好みに訴えかけるのがローヌワインです。
グルメの街、リヨンから南に下った地域、ローヌ地方の南部に位置するアペラシオンが、このシャトーヌフ・デュ・パプ。 中心となる「アヴィニョン」の街は、ローマ教皇が唯一バチカンから離れ教皇庁を置いていたことがあるという、歴史ある街です。
このころ建造された「教皇の新しい城」=シャトー(城)ヌフ(新)デュ・パプ(教皇の)が、このアペラシオンの呼び名の起源となっています。因みに、シャトーヌフ・デュ・パプのワインは、ボトルに必ずクロスさせた鍵のレリーフがあります。 これは、「天国の鍵の番人」である、教皇のシンボル。 カトリックが多いフランスで、このワインが特別な地位を占めているのは想像に難くありません。
教皇がアヴィニョンに移ってくるまでは、それほどワイン造りは盛んでなかったようです。しかし、ワインは当時カトリックでは必需品。教皇はこの地で葡萄栽培を始め、ワイン造りが始まりました。そして、そのワインは味わいの秀逸さから、次第に評判を呼ぶようになります。 赤、白ともに、格式ある優良ワインとして、いまや世界中にその名を知られるようになりました。
使用できる品種はフランス国内でも随一の多さを誇り、なんと1つの赤ワインを造るために13種ものブドウの使用が認められています。 このような特例が認められているのも、その歴史的伝統が大切にされていることと、こと土地が特別であることの証。 13品種をどうブレンドするかは、生産者の自由に任されており、そのおかげで、造り手ごとに、個性がはっきりでたシャトーヌフ・デュ・パプが造られています。 シラー、グルナッシュ、サンソーやムールヴェードルなどの南フランス特有の個性的なブドウを掛け合わせることで、複雑で、スケールの大きいワイン
その味わいは個性的ではあっても、複数の品種によってバランスが取れた味わいに仕上がっているため、様々な料理と合わせられる、懐の深さを持ちます。 一流レストランには、必ずこのシャトーヌフがオンリストされていますが、何を頼むべきか分からない、という時、このシャトーヌフはとても重宝します。 格式があって、なおかつ重い料理から軽いものまで幅広く合わせられるので、肉料理に合わせれば、大きく外れるということがありません。 日本では、ボルドーやブルゴーニュに比べ、まだまだ知名度は高くないかもしれませんが、本場フランスでは5本の指に入るような格式を持つワイン。
古代のローヌ河によって運ばれた、大きな丸石が畑のあちこちを埋め尽くす、ユニークな環境が、この土地の特徴(テロワール、と言われます)。 この大きな丸い石は、一見荒れた土地のように見えますが、良いワインを作るためには、実は最高の条件なのです。 通気性に富んだ水はけの良い土壌であること、そして、土壌が痩せているおかげで、ブドウは栄養を求めてあちこちに根を張り、地中深くへと根を伸ばしていきます。この為、ブドウは雨水ではなくミネラル分を多く含んだ地下水を吸収することになります。
エティエンヌ・グランジュオンによって70年前につくられたドメーヌで、2ヘクタールのグルナッシュの畑から始まりました。1963年に加わった息子のアランの熱意により更なる発展を遂げました。ブドウ栽培に情熱的だった彼はドメーヌの拡張に努め、シラーやムールヴェードルといった改良されたブドウ品種を植え、土壌の理解と尊重に基づいたクリスティアのアイデンティティを築きました。
1999年にはバプティストとドミニクが、そして更に最近フローランが父のドメーヌに加わりました。彼らは優先事項として、フランス国内でも輸出市場でも商業的に成功するような、優れた熟成のポテンシャルを備えた、素晴らしい品質のワインを作るための最高の区画を選択することに注力しました。
栽培は、オーガニック農法の基準に従ってできるだけ自然な方法で行っており、2008ヴィンテージから公的な認証も取得しました。
土壌やブドウ樹に対して、化学肥料や除草剤や殺虫剤は使用せず、有機肥料だけ使用します。
今日では三世代のブドウ農家が「ドメーヌ・ド・クリスティア」を産出する21ヘクタールの畑で情熱と技術を共有しています。
歴史ある街アヴィニョンから車で北上すること30分で、次の訪問場所のドメーヌ・ド・クリスティアに到着します。家族経営のこのドメーヌは、グランジョン兄弟によって経営されています。
今回ワイン醸造に携わる兄のエマニュエルとマーケテイングの弟のフロラン、さらにしっかり者のお姉さんが迎えてくれました。
まずはブドウ畑を見せてもらうために、エマニュエルの車で畑の方に向かいました。
車で現地に向かう途中にフロランが、「ここの境界を過ぎると、ブドウ畑の値段が格段に違う」と、コート・デュ・ローヌとシャトー・ヌフ・デュ・パプでは、質はもちろんワインの価格も違うことが当たり前だと教えてもらいました。
最初に立ち寄ったのは、ドメーヌ・クリスティのシャトー・ヌフ・デュ・パプの畑です。
ここで少し驚いたのが、地質でした。
シャトー・ヌフ・デュ・パプと聞けばすぐイメージするのが、地面にゴロゴロと転がる大きな石。
その石のお陰で濃く力強いワインが出来るという印象なのですが、実はそのイメージは全体の30%ほどの畑でしかないそうです。
砂質のブドウ畑から出来るクリスティアのワインは、そのおかげで力強さとフルーティーさの中にもエレガンスを備えています。
こちらは最初に寄った畑の正面にある畑です。
古い木がたくさんあり、平均樹齢は95年です。
その中には死んでしまう木もあり、ところどころに新しい木が植えられています。
ワイナリーへの帰路の途中、シャトーヌフ特有の大きな石がゴロゴロしているよそのワイナリー畑によってもらいました。
まるで別の場所から持ってきたかのような石が日中の暑さをため込み、朝晩と気温が下がる時も畑の温度をあたたかく保つので力強くて濃厚なワインが出来ると言われています。
今度はワイナリーに戻って見学をさせていただきました。
全体的に乾いた印象のある土地ですが、それでもワイン畑の合間には森が点在します。
この地域は60年代あたりにブドウ畑を作る為に多くの森林が伐採されたようです。そのため今ではこれ以上森を切り開いてはいけないという決まりが出来たそうです。
ワイナリーに戻り、醸造所の見学をさせていただきました。
タンク室にはコンクリートのタンクと、更に大きなステンレスタンクが設置されていました。
基本的にはシャトー・ヌフ・デュ・パプはコンクリートで、コート・デュ・ローヌはステンレスタンクで作られます。
そして貯蔵室には、たくさんの木樽が積んでありました。
見学の最後にはここでも地元の食べ物をごちそうしていただきました。
チーズやハム、親族が作っているというスナック、そしてテリーヌなどを頂きました。
ドメーヌ・クリスティアは2年後をめどに訪問客が泊まれるようなプライベートの建物を作るそうで、今回は2時間ほどの滞在でしたが今度は二年後に来て週末をゆっくり過ごしてくれ、と誘っていただきました。
|| 商品名
|| テイスティングコメント
【パーカーコメント】
2009年のシャトーヌフ・デュ・パプ(95%グルナッシュ、5%シラーでセメントタンクで熟成された)は、森の下生えやキルシュ(さくらんぼ)リキュール、ラズベリーの香りに溢れ、ミディアムからフルボディ、口に触れるだけで豪奢な質感を覚える。
シルクのように滑らかなタンニン、飲む人を興奮させるような長い余韻が印象的。
リリースから10年以内が、この美しいワインを楽しむべき最初の期間である。
ドミニクグランジョンとバプティスト・グランジョン、この二人の若い作り手は、シャトーヌフ・デュ・パプで今まさに輝き始めたスター、新進気鋭の作り手である、と私が言うのに異議を唱える人は、もはやいないだろう。
この5年から6年の間、彼らはブドウ畑を独自のビオディナミ的な手入れをすることで、劇的に品質を高めた。
2005年は輝くような品質だった。
2007年は、これまで味わった彼らのワインの中で最も素晴らしい年であったと思う。
そして2009年は、同じくらい素晴らしいものである。
濃い色調。香りは、クリーンな印象の、プラムやブラックベリーといった、黒系果実が主体。
ピュアな果実味が選果の厳しさをうかがわせる。全体としてモダンなスタイルのシャトーヌフ・デュ・パプ。 10年以上の長期熟成はもちろん可能だが、1回目の花開いた状態として今楽しむことをおすすめしたい。
日本ではまだまだ知名度はありませんが、フランスではボルドー、ブルゴーニュに並ぶ一大名産地がここ「ローヌ」地方!!
パリから電車(TGV)で南へ下ることわずか2時間ちょっと、名醸地ブルゴーニュの南に広がるのがローヌ地方です。フランス地方料理がたっぷり味わえるビストロあり、反面三ツ星レストランの中でもとびきり有名な「ポール・ボキューズ」があったりと、単に高級なだけでなく、深く広く、厚みのある食文化が根付いているのがこのローヌ地方です。
フランス地方料理がたっぷり味わえるビストロあり、反面三ツ星レストランの中でもとびきり有名な「ポール・ボキューズ」があったりと、単に高級なだけでなく、深く広く、厚みのある食文化が根付いているのがこのローヌ地方です。
そんなローヌのワインは、同様の魅力をもちます。気軽なものから世界有数の銘酒まで。わかりやすく美味しい「コート・デュ・ローヌ」は、フランスのワイン食堂、ビストロの定番ワイン!!
飲みやすいのに、濃密でスパイシー、果実味がぎっしりと詰まった、濃い色のワインが生み出されます。
しかし、そんな気軽なワインとは対象的に、一流レストランが喉から手が出るほどに欲しがる重厚感あるワイン、「コート・ロティ」や、「シャトーヌフ・デュ・パプ」といった銘酒も生み出します。 特に冬場、ジビエ(狩猟でとらえた野生の動物の肉を使った料理。鹿、イノシシ、山うずら、野兎など。)に合わせるならば、ボルドーやブルゴーニュではなく、このローヌがベスト。
ジビエの持つ独特の濃い味わいに対抗できるのは、この珠玉のローヌワインだけです。このように、懐深く、フランスの定食屋から三ツ星レストランまで、幅広く人々の好みに訴えかけるのがローヌワインです。
グルメの街、リヨンから南に下った地域、ローヌ地方の南部に位置するアペラシオンが、このシャトーヌフ・デュ・パプ。 中心となる「アヴィニョン」の街は、ローマ教皇が唯一バチカンから離れ教皇庁を置いていたことがあるという、歴史ある街です。
このころ建造された「教皇の新しい城」=シャトー(城)ヌフ(新)デュ・パプ(教皇の)が、このアペラシオンの呼び名の起源となっています。因みに、シャトーヌフ・デュ・パプのワインは、ボトルに必ずクロスさせた鍵のレリーフがあります。 これは、「天国の鍵の番人」である、教皇のシンボル。 カトリックが多いフランスで、このワインが特別な地位を占めているのは想像に難くありません。
教皇がアヴィニョンに移ってくるまでは、それほどワイン造りは盛んでなかったようです。しかし、ワインは当時カトリックでは必需品。教皇はこの地で葡萄栽培を始め、ワイン造りが始まりました。そして、そのワインは味わいの秀逸さから、次第に評判を呼ぶようになります。 赤、白ともに、格式ある優良ワインとして、いまや世界中にその名を知られるようになりました。
使用できる品種はフランス国内でも随一の多さを誇り、なんと1つの赤ワインを造るために13種ものブドウの使用が認められています。 このような特例が認められているのも、その歴史的伝統が大切にされていることと、こと土地が特別であることの証。 13品種をどうブレンドするかは、生産者の自由に任されており、そのおかげで、造り手ごとに、個性がはっきりでたシャトーヌフ・デュ・パプが造られています。 シラー、グルナッシュ、サンソーやムールヴェードルなどの南フランス特有の個性的なブドウを掛け合わせることで、複雑で、スケールの大きいワイン
その味わいは個性的ではあっても、複数の品種によってバランスが取れた味わいに仕上がっているため、様々な料理と合わせられる、懐の深さを持ちます。 一流レストランには、必ずこのシャトーヌフがオンリストされていますが、何を頼むべきか分からない、という時、このシャトーヌフはとても重宝します。 格式があって、なおかつ重い料理から軽いものまで幅広く合わせられるので、肉料理に合わせれば、大きく外れるということがありません。 日本では、ボルドーやブルゴーニュに比べ、まだまだ知名度は高くないかもしれませんが、本場フランスでは5本の指に入るような格式を持つワイン。
古代のローヌ河によって運ばれた、大きな丸石が畑のあちこちを埋め尽くす、ユニークな環境が、この土地の特徴(テロワール、と言われます)。 この大きな丸い石は、一見荒れた土地のように見えますが、良いワインを作るためには、実は最高の条件なのです。 通気性に富んだ水はけの良い土壌であること、そして、土壌が痩せているおかげで、ブドウは栄養を求めてあちこちに根を張り、地中深くへと根を伸ばしていきます。この為、ブドウは雨水ではなくミネラル分を多く含んだ地下水を吸収することになります。
エティエンヌ・グランジュオンによって70年前につくられたドメーヌで、2ヘクタールのグルナッシュの畑から始まりました。1963年に加わった息子のアランの熱意により更なる発展を遂げました。ブドウ栽培に情熱的だった彼はドメーヌの拡張に努め、シラーやムールヴェードルといった改良されたブドウ品種を植え、土壌の理解と尊重に基づいたクリスティアのアイデンティティを築きました。
1999年にはバプティストとドミニクが、そして更に最近フローランが父のドメーヌに加わりました。彼らは優先事項として、フランス国内でも輸出市場でも商業的に成功するような、優れた熟成のポテンシャルを備えた、素晴らしい品質のワインを作るための最高の区画を選択することに注力しました。
栽培は、オーガニック農法の基準に従ってできるだけ自然な方法で行っており、2008ヴィンテージから公的な認証も取得しました。
土壌やブドウ樹に対して、化学肥料や除草剤や殺虫剤は使用せず、有機肥料だけ使用します。
今日では三世代のブドウ農家が「ドメーヌ・ド・クリスティア」を産出する21ヘクタールの畑で情熱と技術を共有しています。
歴史ある街アヴィニョンから車で北上すること30分で、次の訪問場所のドメーヌ・ド・クリスティアに到着します。家族経営のこのドメーヌは、グランジョン兄弟によって経営されています。
今回ワイン醸造に携わる兄のエマニュエルとマーケテイングの弟のフロラン、さらにしっかり者のお姉さんが迎えてくれました。
まずはブドウ畑を見せてもらうために、エマニュエルの車で畑の方に向かいました。
車で現地に向かう途中にフロランが、「ここの境界を過ぎると、ブドウ畑の値段が格段に違う」と、コート・デュ・ローヌとシャトー・ヌフ・デュ・パプでは、質はもちろんワインの価格も違うことが当たり前だと教えてもらいました。
最初に立ち寄ったのは、ドメーヌ・クリスティのシャトー・ヌフ・デュ・パプの畑です。
ここで少し驚いたのが、地質でした。
シャトー・ヌフ・デュ・パプと聞けばすぐイメージするのが、地面にゴロゴロと転がる大きな石。
その石のお陰で濃く力強いワインが出来るという印象なのですが、実はそのイメージは全体の30%ほどの畑でしかないそうです。
砂質のブドウ畑から出来るクリスティアのワインは、そのおかげで力強さとフルーティーさの中にもエレガンスを備えています。
こちらは最初に寄った畑の正面にある畑です。
古い木がたくさんあり、平均樹齢は95年です。
その中には死んでしまう木もあり、ところどころに新しい木が植えられています。
ワイナリーへの帰路の途中、シャトーヌフ特有の大きな石がゴロゴロしているよそのワイナリー畑によってもらいました。
まるで別の場所から持ってきたかのような石が日中の暑さをため込み、朝晩と気温が下がる時も畑の温度をあたたかく保つので力強くて濃厚なワインが出来ると言われています。
今度はワイナリーに戻って見学をさせていただきました。
全体的に乾いた印象のある土地ですが、それでもワイン畑の合間には森が点在します。
この地域は60年代あたりにブドウ畑を作る為に多くの森林が伐採されたようです。そのため今ではこれ以上森を切り開いてはいけないという決まりが出来たそうです。
ワイナリーに戻り、醸造所の見学をさせていただきました。
タンク室にはコンクリートのタンクと、更に大きなステンレスタンクが設置されていました。
基本的にはシャトー・ヌフ・デュ・パプはコンクリートで、コート・デュ・ローヌはステンレスタンクで作られます。
そして貯蔵室には、たくさんの木樽が積んでありました。
見学の最後にはここでも地元の食べ物をごちそうしていただきました。
チーズやハム、親族が作っているというスナック、そしてテリーヌなどを頂きました。
ドメーヌ・クリスティアは2年後をめどに訪問客が泊まれるようなプライベートの建物を作るそうで、今回は2時間ほどの滞在でしたが今度は二年後に来て週末をゆっくり過ごしてくれ、と誘っていただきました。
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ルネッサンス
ドメーヌ・ド・クリスティア
フランス・ローヌ
アタックから強い甘みが支配的で、ジャムのように濃い。 ポートワインにも近いテイスト。 このドメーヌの作品を並べた際にも最後に飲むべきであろう。 食事と合わせるよりもワイン単体でゆっくりと飲むことを薦めたい。
ワイン名(原語) | シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ルネッサンス (CHATEAUNEUF DU PAPE CUVEE RENAISSANCE) |
生産者(原語) | ドメーヌ・ド・クリスティア(DOMAINE DE CRISTIA) |
原産国・地域 | フランス・ローヌ |
原産地呼称(AOC) | シャトーヌフ・デュ・パプ(CHATEAUNEUF DU PAPE) |
ヴィンテージ | 2020年 |
ぶどう品種 | グルナッシュ(樹齢100年) 60% ムールヴェードル(樹齢50年) 30% シラー 10% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
熟成 | 木樽内で18ヶ月間熟成 新樽比率は25%、2年樽・3年樽が75% |
<ブドウ品種の特性>クリスティアでの主要なブドウ品種はグルナッシュであり、全てのアペラシオンのほぼ85%に達します。この樹勢が強く繁殖力のある品種は、強風や旱魃に対する抵抗力に秀でており、プロヴァンスの気候にとても適したもので、黒果実、キルシュ、カシス、獣肉のアロマを与えます。 約10%を占めるシラーは、酸化に強いブドウです。色調は濃く、しっかりとしたタンニンの骨格があり、ラズベリー、カシス、スミレ、コショウの香りを備えています。 ムールヴェードルは約5%を占めています。タニックな骨格や、コショウ、獣肉、トリュフ、ガリーグの香りを備え、他品種とのブレンドを完成させます。 <栽培> ブドウ畑での作業はオーガニック農法の基準に従ってできるだけ自然な方法で行っており、2008ヴィンテージから公的な認証も取得しました。土壌やブドウ樹に対して、化学肥料や除草剤や殺虫剤は使われません。 耕作や除草は区画や希望の収量に応じて行われます。ブドウ樹には硫酸銅や、時折イラクサの煎じ液で希釈した硫黄を年に4、5回散布します。ヒツジの糞などの有機肥料だけが使用されます。 これは、冬季剪定、春季のブドウ樹の活動再開、6月の夏季剪定、7月のグリーンハーヴェスト、8月の除葉、9月の収穫と結びつき、畑の生命にリズムを刻みます。 <醸造> ブドウは畑で選別され、発酵槽に入る前に除梗されます。その後、自生酵母を用い、コンクリートタンクにて発酵及びマセラシオンを3週間行います。香り高いワインを作るために温度は低く保ちます。過剰な抽出は行わず、むしろ素材となるブドウ自体の自由な表現を好んでいます。 フリーランの果汁とプレスした果汁はヴィンテージに応じてブレンドを行います。シャトーヌフ・デュ・パプはコンクリートタンク及び木樽内で18ヶ月熟成させ、コート・デュ・ローヌとヴァン・ド・ペイはコンクリートタンクのみを使用し、8~12ヶ月間熟成させます。 |
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