ブルゴーニュワイン
ソムリエ厳選おすすめワイン
世界で最も高値で取引される「ロマネ・コンティ」や、ナポレオンが愛した「シャンベルタン」など、特上のワインが生まれる地域です。
ソムリエ厳選、今注目のブルゴーニュ生産者
コント・ラフォン
Domaine des Comtes Lafon
ジャン・クロード・ラトー
Jean Claude Rateau
ドメーヌ・ジャン・グリヴォ
DOMMAINE JEAN GRIVOT
ドメーヌ・ジャン・マルク・ピヨ
Jean-Marc Pillot
ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユ
Domaine Chandon de Briailles
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
DOMAINE DE LA ROMANEE CONTI
ドメーヌ・ポール・ピヨ
Domaine Paul Pillot
フォレ・ペール・エ・フィス
Domaine Forey Pere & Fils
アンヌ・エ・セバスティアン・ビドー
Anne et Sabastien BIDAULT
ドメーヌ・ミシェル・グロ
DOMAINE MICHEL GROS
タイプ別で探す
ソムリエ厳選 おすすめセット
ブルゴーニュワインを村名で探す
キーワードで探す
ブルゴーニュタイプのワイン
お手ごろ価格でブルゴーニュ品種の魅力をお楽しみください。
ヴィンテージを探す
ブルゴーニュワインの特徴と通販での選び方
ボルドーと並び、世界最高峰のスティルワインを生産する銘醸地が、ブルゴーニュです。
ただ、ブルゴーニュワインと言ってもその種類は数多く、どんなワインを選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、自分に合ったブルゴーニュワインを通販で選びたい方、よりブルゴーニュワインに詳しくなりたい方のために、その特徴と選び方をご紹介します。
フランスの場合、A.O.C.と呼ばれる原産地呼称による法律が定められており、産地それぞれに使用品種や醸造方法が定められています。
ここでは、ブルゴーニュワインの造られ方の特徴や味わいについて解説していきます。
造られ方の特徴
ブルゴーニュと言っても、当然ながら数多くのワインが存在しています。しかし、ブルゴーニュワインの大きな特徴といえば、単一品種でワインが造られているところでしょう。もちろん全てではなく、A.O.C.の格付けの中で地域名など大きな括りのものは、品種がブレンドされることがありますが、それでも多くは前述した単一品種で造られたワインです。
赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネのみが使用されてワインが造られているので、その産地や生産者が求める味わいがダイレクトにあらわれます。
ボルドーの場合、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、ブドウ品種がブレンドされることがほとんであり、比較的タンニンが強めの長期熟成型のワインが造られます。
ブルゴーニュの場合は、比較的エレガントさと繊細さと感じさせる赤ワインが多く、一部の高級ワイン以外は早飲みが美味しいワインが多い傾向にあります。
一方、シャルドネから造られる白ワインの多くは、ステンレスタンクではなく樽熟成が採用されており、ナッツやバニラ、芳醇なボリューム感のある味わいに仕上げられています。
一部、アリゴテ種を使用したり、ステンレスタンクで醸造されるシャルドネなどもあり、シャープでいきいきした酸が特徴的な白ワインもありますが、全体的に高級白ワインの多くは樽を使用しているところが特徴です。
「その年のブドウの味わいをダイレクトに味わいたい」「そのブドウ栽培地の個性を知りたい」「生産者の哲学を知りたい」という方にはブルゴーニュワインはおすすめでしょう。
味の特徴
ブルゴーニュは、味わいの特徴がはっきりとしています。前述したように、赤ワインと白ワインは単一品種で造られていることが多いため、味わいにも個性があります。ブルゴーニュワインの味わいについて、赤と白それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブルゴーニュの赤ワイン
ブルゴーニュワインの赤ワインの味わいは、繊細でエレガント、フルーティーな果実味が特徴です。ブルゴーニュで造られている赤ワインの主要品種はピノ・ノワールですが、この品種はイチゴやラズベリーといった赤系果実の香りがあり、タンニンが穏やかながら酸が強いので、すっきりとした味わいのワインが多く散見されます。
ただし高級ワインの場合、複雑でボディもやや強く、長期熟成型のものも少なくありません。ロマネ・コンティなど、世界的に有名な赤ワインを多く算出する地方であり、他に無い奥行きのある素晴らしい赤ワインが多く生産されています。
ちなみに、広域A.O.C.のややカジュアルな赤ワインは、タンニンが少ない軽やかな「ライトボディ」のワインが多く見受けられます。
ブルゴーニュの南部は、ボージョレ・ヌーヴォーで有名なボージョレ地区であり、そこではガメイ種から造られる軽快でフルーティーな赤ワインが多く生産されています。
どんな味わいの赤ワインを楽しみたいのかは、価格や熟成年数、A.O.C.のカテゴリに合わせて選ぶと良いでしょう。
ブルゴーニュの白ワイン
ブルゴーニュの白ワインの多くは、シャルドネを単一品種で使用して造られるものが多いのが特徴です。ステンレスタンクではなく樽熟成を経たものが多く、クリーミーなボリューム感とミネラリティを感じさせる味わいが特徴となっています。一方、一部のシャルドネはステンレスタンクで造られていることから、シャープで酸がしっかりとした、すっきりとした飲み心地のものもあります。
ブルゴーニュでは、ほかにアリゴテという酸の強い白ブドウ品種から造られている白ワインもあり、酸が強く切れ味の良い味わいが特徴的です。
北部のシャブリ、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ヴォーヌ、マコンなど、産地や生産者によってシャルドネの醸造方法は違うため、“ブルゴーニュワインの味わいは絶対コレ”とは断定できませんが、樽を使用している、していないという分け方で選んでみると、味わいの想像がつきやすいでしょう。
ここからは、ブルゴーニュで使用されている有名ブドウ品種を紹介していきましょう。
ピノ・ノワール
ブルゴーニュを代表する、世界的に有名な黒ブドウがピノ・ノワールです。ピノ・ノワールは世界中で栽培され始めていますが、ブルゴーニュを超えるものは少なく、難易度の高いブドウ品種として知られています。ブルゴーニュのテロワールに最も適した繊細な品種であり、冷涼な気候と粘土石灰岩を好むと言われています。ピノ・ノワールは、タンニンが少なく、アントシアン量も少ないことから比較的淡く透明感のある赤ワインを仕上げます。
しかし、酸と果実味はしっかりとしており、ベリー系の風味があるチャーミングなワインとなり人気を博しています。ブルゴーニュのような冷涼な産地で造られるピノ・ノワールの赤ワインは、イチゴやさくらんぼ、うまみを感じさせるアミノ酸、キレのある酸が特徴的です。
はや飲みワインとしても利用できる上に、長期熟成にも耐えるなど、非常に幅広い表情を持った品種として注目され続けています。
シャルドネ
“白ワインの帝王”と呼ばれているシャルドネ。ブルゴーニュの主要品種として親しまれていますが、今や世界中で栽培されているメジャーな品種として知られるようになりました。温暖な地域で栽培されるシャルドネは、パイナップルなど南国系の香りを放つようになりますが、ブルゴーニュは比較的、洗練された柑橘や白い花、火打石を思わせる香りを放ちます。
冷涼な天候と石灰岩を好む品種であることから、ブルゴーニュがもっとも適した産地とされており、世界有数の高級白ワインはこの地から多く生まれています。
ブルゴーニュの場合、前述したようにシャルドネを樽熟成させることが多く、穏やかでフレッシュな味わいのシャルドネに樽由来の風味を上手につけたものが多く散見されます。ブルゴーニュでは、幅広いスタイルのシャルドネを楽しめるので、いろいろ試してみましょう。
ガメイ
ブルゴーニュの原産で、ボージョレ地区の花崗岩(かこうがん)との相性が良く、この地をメインにして栽培されています。日本でも人気が高いボージョレ・ヌーヴォーに使用されている品種であり、赤いベリーやイチゴ、スミレといった香りを放ちます。ボージョレ・ヌーヴォーでは、マセラシオン・カルボニックという特殊な技法が採用されるため、それに影響されたサクランボやキャンディー、バナナの香りも楽しめます。味わいは軽く、タンニン量が少ないためライトボディとなります。
ピノ・ノワールは、比較的野性的な風味のあるものがあるので、ワイン初心者はガメイからはじめてみるのもおすすめです。
アリゴテ
古くからブルゴーニュ地方で栽培されている白ブドウ品種が、アリゴテです。カクテルのキールのベースワインに使用されていたことでも知られる品種であり、酸が強いためワインとしてはあまり注目されることがありませんでした。さらに、ブルゴーニュ地方のそのほとんどはシャルドネとピノ・ノワールで、マニアックな品種のひとつとも思われていたのです。
しかし、アリゴテには「アリゴテ・ヴェール」と「アリゴテ・ドレ」といった二つの品種が存在しており、手塩をかけて栽培することで、熟成にも耐える素晴らしい白ワインができることから、近頃見直されています。
フレッシュで後味のすっきりとした特徴がありますが、樽熟成などを経たものはボリューム感のある、複雑な味わいを楽しめます。これから、アリゴテはブルゴーニュワインの中でも注目される存在となっていくでしょう。
当たり年から選ぶ
ワインは、ブドウのみを使用して造られるお酒ですので、使用されるブドウの品質がワインの出来映えを左右します。特にブルゴーニュの場合は、単一品種でワインが造られていることから、ブドウの品質は特に重要視されています。ワイン業界では、ブドウ栽培に理想的だった天候の年を“当たり年”と呼んでおり、その年のワインが重宝されています。
ここでは、ブルゴーニュの当たり年を紹介します。ぜひ、ブルゴーニュワインを購入する際の指針にしてみてください。
2005年
ブルゴーニュの、特に赤ワインが最良の年と言われているのが2005年です。高級ワイン産地である、コート・ド・ニュイやコート・ド・ボーヌが特に天候に恵まれ、糖度と酸、ポリフェノール量のバランスが良いピノ・ノワールが生産されました。
2010年
北部の白ワインが有名産地がとくに素晴らしいと言われている年です。夏場から収穫期まで良い天候が続き、品質の高い酸とミネラル感のあるワインを造る白ブドウが収穫されています。長期熟成も期待できるため、今後も注目されるはずです。
2015年
ブルゴーニュにとって、素晴らしい年だと言われているのが2015年です。北部のシャブリから南部ボージョレまで、全体が天候に恵まれたことで、長期熟成に耐える品質の高いブドウを収穫することができています。今後、長期熟成が期待できるワインが多いので注目です。
ブルゴーニュは、単一品種からワインが造られているため、その年の天候には大きく影響を受けます。当たり年に造られたワインは高値がつけられることもあり、非常に希少価値が高く注目に値します。しかし、当たり年ではなかったワインであっても、生産者それぞれの工夫で品質を高めているため、安心してお買い求めいただけますよ。
価格帯から選ぶ
ブルゴーニュには、1,000円前後で手に入るものから、ロマネコンティのような1本100万円を超えるようなワインまで、幅広いワインが存在しています。もちろん、カジュアルなものから中価格帯のワインでも素晴らしいものが数多く存在しており、それがブルゴーニュワインの面白いところでもあります。
ブルゴーニュワインの場合、A.O.C.のカテゴリによって価格帯が大きく変わってくる部分もあるため、価格帯でワインを選んでみるのもひとつの手段です。
ワインショップソムリエでは、ブルゴーニュワインはもちろん、さまざまなワインを価格帯別で選ぶことができるので、ぜひ利用ください。
例えば、ボルドーの場合は「シャトー」とつけられていますが、これは城を意味しており、ワイナリーが城のように立派であった名残から、シャトーとワイナリーの頭文字につけられていると言われています。
一方ドメーヌは、ブドウ栽培からワイン醸造、販売までを一貫して行う生産者のことを差しており、小規模生産者の多いブルゴーニュで多く使用されている名称です。
仮に、「ドメーヌ」という言葉がつけられている場合は、ブドウ栽培もワイン醸造も行っている生産者と理解しておけば間違いないでしょう。
価格よりも美味しさを重視する方
ブルゴーニュワインは、相対的に高額なワインが多い傾向にあります。生産量が少ないとか、ドメーヌがこだわって造っている、ブドウの価格が高くなってきているなど、さまざまな理由はありますが、「高級ワインを売っている産地」であることは間違いありません。しかし価格ではなく、「その生産者の造ったワインを味わいたい」、「美味しいワインを楽しみたい」など、価格よりも美味しさを重視するような方にはブルゴーニュワインはおすすめです。
もちろん、カジュアルな価格でありながら素晴らしいワインに出会えることもあるので、そういった感動に出会うためにも、価格を気にせず美味しさでワインを追いかける方には向いている産地かもしれません。
すっきりした味わいのワインを飲みたい方
ブルゴーニュ地方は、ボルドー地方に比べると、タンニンが穏やかなすっきりとしたワインが多いのが特徴的です。フレッシュでフルーティーで軽やかなタイプの赤ワインが多いため、フルボディではなく、ミディアムボディからライトボディの赤ワインがお好みの方には合っているでしょう。ボルドーワインとの飲み比べをしてみたい方
ボルドーワインとブルゴーニュワインは、ワイン銘醸地としては双璧をなしますが、味わいの方向性が全く別物です。優劣をつけるのではなく、互いの産地の飲み比べを楽しんでみたい、という方にもブルゴーニュワインはおすすめです。ワイン通になってみたい方
ワインを語る上で、ブルゴーニュワインは避けて通ることができない産地です。むしろ、世界中のワインを、ブルゴーニュの産地を例えてコメントすることもありますし、世界各国のピノ・ノワールやシャルドネの生産者はこの地の味わいに追いつけ、追い越せという感じで日々研究を積んでいます。 ブルゴーニュワインに詳しいということは、ワイン通であると言っても過言ではないほど、奥が深い産地です。 ワイン通を目指している方には、特にブルゴーニュワインはおすすめです。タイプで絞り込む
赤ワイン
白ワイン
泡(シャンパン)